知育ママならこれ知っとこ。
将来を左右する【自己制御】
己を制御できてますか?
(急になに)
夜中の甘いもの……寝かしつけ中の寝落ち……
ついやっちゃうネットサーフィン……
この世は誘惑でいっぱい
今回は、社会的成功を左右する、
「自己制御」
について!
自分の意図や意志の力で行動をコントロールすること
「ダイエットは明日から!」とか言ってる人は
全員もれなく自己制御機能がぶっ壊れているのでご注意だよ☆(私含む)
私は常々思ってるんですが、
今の子の子育て界の
「楽しいことだけやらせればOK」
な風潮……
もうええでしょ。
人生は死ぬほどつまらないことの連続ですよ。
(夢も希望もない←)
「楽しい事だけで生きてます!!」
って大人は、2パターンあって、
本人が苦労を苦労と思ってなくて、
それすら楽しんでしまっている
選ばれしスーパーポジティブ有能人間か……
詐欺師かのどっちかです。(やめろ)
大好きなスポーツ強くなるためには
地味な筋トレしなきゃいけないし、
ランウェイ歩くためにはダイエット必須だし、
目的の為には必死で勉強しなきゃいけない……。
だけどね、そういうつまらない作業をやることで
目標や夢を掴み取れたり、
自分の知らなかった世界を知れたりするんですよね。
楽しいことだけしかやらなくなると、
「自己制御」が育たないというデメリットがあるので
今回はそんな自己制御の重要性と
自己制御をどう育てるかを
皆さまにアツく語りたいと思いますヨロシク!!
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改めて自己制御の重要性
端的に言うと自己制御は
【報酬の先延ばし】
この、【報酬の先延ばし】ができないと、
やるべきことより、目の前の快楽や
楽しさを優先してしまうということなので
例えばダイエット、勉強、スポーツ全てそう。
今頑張って(我慢や努力をして)あとで大きな報酬を得るか
それとも目先の報酬(自由な時間、楽をする)に飛びついてしまうか
自己制御のなさは
生涯に渡って悪影響を及ぼす!
それどころか
飲酒運転して事故を起こしたり、
ギャンブルにのめりこんだり、
最悪、身を滅ぼすような事態にもなりかねません。
また細かいことで言えば
「提出期限までに書類を用意できない」
なども
自己制御の弱さと報酬を先延ばしにできず
楽なほうを取ってしまっているので要注意!
昔の自分がまさにこれで、
税金やらなんかの料金やら滞納して泣く泣く延滞金とか
払ってた過去がありました。
今も夫が管理してくれないと色々先延ばしにしてしまうので
私全然自己制御効いてないんですよ。
(太字で書くことじゃない←)
たのしくないこともやる経験が大事
学校の授業、厳しい練習、宿題……
楽しいわけがない。
でもその
「楽しいわけがない」「死ぬほどつまらない作業」
をこなすということ自体に意味がある
のだと大人になってから痛感しました。
もしもこの先、
なぜ勉強しないといけないのか?
と聞かれた際には、
脳の報酬中枢の発達と前頭前皮質が司る自己制御について説明したいと思う。
自己制御と貧困格差
経済的格差は自己制御の格差
にも比例している!!
参考になったのはこちらの一冊
【15歳はなぜ言うことを聞かないのか】
というタイトルでもう共感してしまう一冊なんですけど、
ほんとどうしようもないよ、15歳って生き物は
脳科学の視点から教育、子供の発達について
かなり詳しく書かれています。
決して読みやすくはないのですが
お気に入りの一冊!!
この本の中で、特に【自己制御】がいかに重要かが書かれていて
著者のローレンス氏によれば
貧困家庭は常に余裕がなく、
子どもの発達に適切な声掛けができておらず、
自己制御が育たない。
ローレンスは【貧困家庭】と言いますが、
現代は貧困とか関係なく共働きが主流だし、
余裕なくなるのは貧困かどうかはあまり変わらない気がします!
たとえばこんな声掛けしてませんか?
ダメと言ったらダメ!
など厳しくりつける、
あるいは
甘すぎるか放置!
親自身も同じ環境で育っていると、同じように自己制御が育ってないまま親になっているので悪循環にはまりやすいそうです。
私の自己紹介かな?泣
頑張ります……。
痛恨の一撃だけど、こういうことを知ることで
「気をつけよう」と思えますよね。
自覚することが第一歩!
我が子に自己制御を身に付けるには
ずばり、
【親の一貫した態度と威厳】
これがなにより大事!
自己制御は
「報酬の先延ばし」
「忍耐」
といった経験により、
少しずつ身に付くものなのです。
ではさらに詳しく具体的に語っていきますチェケラ!!
自己制御を育てる親の条件
・褒め上手
・情緒面でも要求に答えてあげられる
反対に親が冷たいと子どもはうわべだけの強さを身に付けがち
実際には脆いのでメンタルも弱い
安心して下さい。
愛しすぎるということはない。
愛情の出し惜しみはしなくていいそう。
褒めすぎたら甘やかしてるんじゃないだろうか……
なんて一ミリも考えなくて大丈夫です。
愛情は惜しみなく!!
これ厳しく育てられた人が陥りがちのネガティブ感情ですよね
また、子どもが大きくなってくると……
「もう5歳なんだから抱っこなんてしないよ」
とか言っちゃいがちなんですけど、
子どもは大人が考えているよりも親とスキンシップを取りたい生き物なんですよ。
私もこの腕が折れるまでは抱っこし続けようと思った
情緒的な要求に答えてあげる
「子どもが泣いていたら慰める」
とかそう単純な話しではなく、
子どもの年齢や発達によっても要求への応え方は違う
ということを理解することが大事。
つまりは子どもが本当に欲している、
してほしいこと、
かけて欲しい言葉
それがなにかを注意深く観察することです。
育児書にこう書いてあるから
これはあまりおすすめしません。
なぜなら発達の度合いも特性もその子によって違うから。
たとえばうちの息子のように、
不安が強い繊細なウォトコの場合、
通常すべきと言われている「共感のしすぎ」はNGです。
もちろん時には大事ではありますが、
ネガティブ感情に共感することでネガティブが蓄積されていくタイプなので
逆効果なことが多いんですよね。
それよりも冷静に不安ポイントを解消していくこと。
でもSNSや育児書でもよく
「共感が大事」と言われてるから、など
特性を無視した声掛けは時に致命傷になるので
日頃の観察が重要です!
時には信頼して自分で判断させたり、
1人で行動させるための手助けも必要!
結局子育てって探っていくしかないんですよね。
失敗したら次を試す、その繰り返し
厳しさも必要
「厳しさ」とは何か?
怒鳴って怒ること?
無理矢理何かをさせること?
あるいは星飛雄馬のオヤジのごとくちゃぶ台をひっくり返すこと……?
いいえ、違います。
【厳しさとは、一貫性】
決めたことを貫くこと、ダブスタはNG
子どもに守らせたい決まりはしっかりと守らせるという決意が重要だそう。
守らせたり守らせなかったりの態度は混乱を招き、
していいことと悪いことの区別がつかなくなってきます。
もちろん
「何でもいいよ~」
な甘い態度もNG。
・要求や理由ははっきり伝える
たとえば
ちゃんと勉強しなさい
とかは曖昧すぎるので、
「ちゃんと」の部分を
「〇点以上取れるように頑張りなさい」
などもっと具体的な目標として提示してあげたほうが良き。
自己制御を潰す親の態度
まさに【一貫性のなさ】
これに限る
場合によって守らせたり、守らせなかったり
気分でルールを変えたりすることが最悪なので
気をつけていきたい所存。
思えば私の育った家庭環境にはこれといったルールがありませんでした。
テレビも見放題だし、門限もあったりなかったりだし、
勉強に関するルールもありませんでしたね。
小学校低学年の頃から、私が校則を守らなくても何も言わない親でした。
ルールも一貫性もないから子供の頃は何が理由で怒られるか
よく分からなくて混乱してました。
だからなのか、ルールと聞くと
子どもを縛りつける、可哀想と思ってた部分があったんですけど、
自己制御が育たないことのほうが可哀想だなと。
でも私は自分と同じように息子を育ててしまっていることに
最近気付いたので、これを知って本当に良かったです。
無意識のうちに自分が育てられたように育ててしまう……
もはや呪いと言わずしてなんと言う
ルールがある環境でしか、自己制御は育たない。
ただしルールは子どもの成長に合わせ都度見直すことが必要。
厳しくすればいいということでもないのでご注意を!
知能よりも重要な「根性」
ペンシルベニア大学の心理学者アンジェラ・リー・ダックワース教授は
知能よりも根性が重要だと結論付けました。
よく、
IQを高くするのはどうしたらいいですか?
みたいな質問があると思いますが、
知能が高いから社会的に成功を収めるというわけではない。
仕事できない東大生とか、
逆に中卒の敏腕社長とか
知能テストと将来の成功率が比例しないのには理由があります。
知能テストでは
「粘り強さ」とか「根性」という
数値に表せない要素が測れないのです。
学校の成績のうち、知能で説明できるのはわずか25%
残りの75%はそれ以外の要素だったとのこと。
我々はテストにだけ
強い子どもを
育てたいわけではない!
そして、
IQテストに大した意味って実はない。
教育業界の不都合な真実
でも「賢さの指標」として分かりやすいから
教育熱心な方は
【IQを高める方法】とかに飛びつくと思うんですが
IQが意味ない理由もちゃんとあるので
これを読んで下さってるみんなには、教育産業に騙されないでほしい!!
語ると長くなるのでまた別記事で掘り下げます。
ちなみに
知能は遺伝の影響を強く受ける
ということが分かっています。
6歳頃から知能検査の点数にほぼ変動が無くなるのですが、
一方、自己制御機能は、知能に比べると遺伝的要素は知能の場合の半分くらい
自己制御は育てられる。
自制心には限界がある
The Limits of Self-Control“(自制心の限界)という記事に
自制心について衝撃の結果が載ってありました。
自制心は鍛えれば鍛えるほど、強くなるのでは??
と思いますよね。
ただこの記事ではこうあります。
「自制心には限界があるから、無駄に使わないようにすることが大切」
とある実験を紹介します。
ケース・ウェスタン・リザーブ大学の心理学者ロイ・バウマイスターは
空腹の学生たちを集め、クッキーと生のラディッシュを用意し、
下記の通りグループ分けを行いました。
その後、学生たちは別の部屋に連れていかれ、
図形パズルを解くように指示されました。
ちなみにこの図形パズルはあえて解けない作りになっており、
学生たちが解くのを諦めるまでの時間を測ります。
結果、
Aグループの学生は20分間パズルを挑戦し続けたのに対して、
Bグループの学生は、8分でパズルのテストの挑戦を諦めてしまいました。
パズルのテストに取り組むエネルギーが減ってしまった
また喫煙者を対象にした似た様な実験でも、
一方を我慢させると、代償行為のようにもう一方の我慢がきかなくなる、
という結果が出たようです。
実験の詳細はこちら
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/the-science-willpower/200907/the-limits-self-control
「我慢」には多大なストレスがかかるのは明白。
自制心を育てなきゃ!と思い、
何でも我慢させるのはNGです。
本当に守ってほしいことや、
本当に頑張るべきことは優先し、
そうじゃないものは本人の好きにさせてあげるような
ルール作りが大事。
何事もさせすぎは注意ですね。
まとめ
「好きなことだけやればいい」
という昨今の教育方針は罪深いなぁと思います。
でもこの甘い言葉に救われた人もいると思うんですよね。
救われたというか、楽になったというか。
私もそんな一人で。
でも、その子のいいところを伸ばすことと、
「嫌なことはしなくていい」を混同させてしまってた。
自分が甘すぎないか、もしくは厳しすぎないか、
子どもに対して矛盾はないか
今一度確認し、自己制御機能を育てていきましょう!!
自己制御のない人間(私)が言うのだから間違いない。
このブログ書いてる途中でも何回もスマホで漫画アプリ開いたわ。
みんな、私の屍を越えてゆけ……
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