多くの偉人達が経験しているボーイスカウト!その教育効果とは?
宗教の噂やデメリットについても徹底調査!
昨年12月末に車の免許を取ったのですが……
びっくりするほど運転したくない
……という気持ちから半年間一度もハンドルを握らずにここまできてしまったチキン野郎は私です。
それを見兼ねた夫が、とある知り合いの方に私の運転の練習を依頼し、
その方に(貴重な休日を犠牲にして頂いて)定期的に運転の練習をしてもらっています。
教えるのめちゃくちゃ上手いし安心感が半端ないので、もうその人が助手席に乗ってないと運転したくない(それはそれで)
ちなみに夫も同行しています。そもそも夫のお客さんなので(何やっとんねん)
当然夫も運転できますが、実父と夫の横では運転したくない。絶対イライラしてしまう。
で、ここからが本題なんですけど
その際に、会話からその方がガチのキャンパーだった過去があるという事を知り、
私のハイエナセンサーが発動しました。
(あわよくば家族総出でキャンプ連れてってもらおう)
キャンプって言っても、今流行ってるようなお洒落な要素とか一切ないで。
火起こししたりするような泥臭いキャンプやで
むしろそれを求めてる。
そもそもなぜそんなスキルをお持ちなのか
ボーイスカウトずっとやってたから
ボーイスカウト……?
存在は知っていたものの、ちゃんと調べたこともなければ周りで経験者もいなかったので
完全にノーマークでした。
でもよく考えてみれば自然体験が子供の教育に最高の効果をもたらすというのに、
なぜボーイスカウトが思いつかなかったのだろう。
自然体験についての記事はこちら!
そこから
根掘り葉掘り
ボーイスカウトについて聞きまくり、最終的には
ボーイスカウトの話にこんなに食いついてきたヤツ初めて
と言わしめた私が、ボーイスカウトの教育効果に対する論文なども用いて
ボーイスカウトの魅力を語っていきます。
こんな事が分かります!
●ボーイスカウトの基本的な7つのメリット
●教育の視点からボーイスカウトが子供にもたらす効果とは!
●私が思うボーイスカウトのデメリット
●「宗教団体」との噂はいかに
ガールスカウトも同じような感じだと思ってもらってOKです!
ボーイスカウトの歴史
ボーイスカウトは20世紀初めのイギリスで
ロバート・ベーデン・パウエル卿が自分の軍人時代のスカウティング経験を生かした教育方法です。
この方↓
この人のこと全然知らんけど多分良い人
最初は20人の少年達から始まり、その素晴らしい教育効果からアメリカや日本に伝わり爆発的に増加、現在に続いています。
ちなみに日本のボーイスカウト活動は2022年で100年を迎える!
第二次世界大戦で一旦中断を余儀なくされてもその精神が生き続けたって胸熱
アグネス・チャンの後悔
全員スタンフォード大出身で、今なおご活躍中のアグネス・チャンさんの三兄弟達の事は
知育オタの皆様は当然ご存じかと思います。
アグネス・チャンさんの教育法は私も大好きで、参考にさせて頂いているのですが(また記事にします)
その中でも印象的だったエピソードをご紹介!
「私は教育ママになる宣言」
をし、教育ママのカリスマとして、そして母としてその道を歩いてきたアグネス・チャンさんですが、
当然ご自身の息子さん達には沢山の実体験や経験を積ませてきたようです。
しかしそのアグネス・チャンさんが
唯一やってこなかったことがある
とご自身の著書の中で語っていました
それが……
アウトドア(サバイバル)体験
元々ご夫婦揃ってアウトドアなタイプではなかったようで、
幼少期からそういったサバイバルな経験をさせなかったことが心残りだったとおっしゃっています。
が!!
そんなサバイバル経験に乏しいはずの三兄弟が自ら選んだのは、
カリフォルニアにある私立の全寮制高校
「サッチャースクール」
名前がもう既に強そうだもん
この学校がちょっと特殊で、
授業に馬の世話が組み込まれていたり
キャンプに力を入れていたり
と自然体験を重視しているんだそうです。
しかもこのキャンプというのが最近の映えを意識したお洒落キャンプなどではなく、
まさに命がけのサバイバルキャンプ
毎年ドクターヘリで救出される生徒が出てくるのだとか
最初は心配でたまらなかったアグネスさんですが、
後にこのサバイバル体験が大成功!
息子さん達はそれまでより何倍もたくましくなり、知識も増え、
サバイバルは大事!
この高校を選んで(送り出して)心から良かった!
という風に語られています。
ボーイスカウトも映え重視のおしゃキャンではなく、
ガチの泥臭いキャンプを子供の内から経験として積めるので、
特に我が家のようにアウトドアに疎い家族にはうってつけ
またこんな要素もあります。
ボランティア活動
同じくアグネスさんは著書の中で、
幼いころからボランティア活動に参加することの大切さについても触れられていて
実際に息子たちにも色んな活動に参加させていたようです。
ボーイスカウトの中の大切な活動のひとつにも、ボランティアは含まれています。
代表的なのが「赤い羽根共同募金」とかです
また、例えば
「海外の大学に行きたい!」
と思った時、
アピールできるボランティア経験というのはみんな当然やってきていることで
最低ラインと言っても過言ではないようです。
ボーイスカウトの基本的なメリット
体力に自信のある子、根気強い子、不器用な子や目立つことが好きな子……。スカウトは、一人ひとり性格や資質、能力が異なります。ボーイスカウトでは、同じ性格や資質、能力の人をたくさん育成するのではなく、集団の中でそれぞれ異なる「個人」としての成長を促し、将来的に社会に貢献できる人を育成することを目指します。
引用:公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟
素敵やん?
特に画一的な教育システムが根強い日本の教育制度ではなかなか得られないメリット。
プロキャンプYouTuberとしての道も開ける(確信)
●豊富な経験値が得られる割に費用が安い
詳しくはのちほど書きます!
●体力向上
野外活動が主なので、当然体力は鍛えられます!
●就学1年前から成人後まで、長期に渡って継続的に参加できる
正確には幼稚園の年長さんの9月からです。
つまり、6歳になる年の9月から上は25・6歳くらいまで。
但し団によっては若干前後するようなので、自分の地域の団を都度確認!
また、幼児期から青年期にわたり
各年齢層に適応するよう、年齢に応じた部門がありそれぞれのプログラムが一貫しているのも特徴です。
●団は日本全国にたくさんあるので引っ越し等をしても続けられる
これいいですよね。
もちろん経験も階級も引き継げます。
●進級制度があり、目標を立てやすく、子供が達成感を得られる
ポイントなのが、誰かと競う為ではなく、あくまで自分を成長させる為にあるということです。
公文にもあるよねこの制度
ただキャンプを楽しむだけでなく、しっかりとした目標設定ができるのが
「趣味」のアウトドアとの大きな違いです。
●異年齢・異業種の人と接する機会が得られる
年上のお兄さんお姉さんはもちろん、
指導者は
「ボーイスカウトの各種指導者訓練機関で研修を受け、
指導者としてのさまざまな技能や知識を身につけた人々」
だそうで、普段は普通に社会人として働いている方々です。
同じ世代で絡むのとはまた違った視点や新しい知識・価値観が広がります。
先日書いたレビュー「TRICK」でも、異なる世代の友達を作る事は大切だと書かれていました。
記事はこちら!
ボーイスカウトの教育効果
教育面から見るボーイスカウトの効果についてはいくつかの論文を読みました。
まず、立命館大学が主催した、
1年間のスカウト活動(以降、スカウティング)の教育効果についての論文について!
ポイントは、
・スカウティングが子供の自律力リーダーシップに与える影響について
全国のボーイスカウト708名(男子531,女子177)を対象に調査を行ったところ
以下の要素が向上したそうです。
・共感性
・リーダーシップ(集団維持機能、情報を収集し、創造力をもって課題を解決しようとする力)
どれも勉強では手に入れられないスキル
また、それ以外の論文でも
・感性の向上
・集団内の人間関係を円滑にしようとする力
・ユーモアや明るさ
といったリーダーシップや社会的スキルが向上したとの報告があります。
リーダーシップや社会性が養われやすいのかもしれません。
こんな人もスカウト出身
ちなみに
宇宙飛行士はボーイスカウト経験者が多い
そうで、かの有名な野口聡一さんもその一人です。
因果関係気になるなぁ……
他にも「ビルゲイツ」「河野太郎」「マイケルジョーダン」「スティーブンスピルバーグ監督」など……
このメンツに挟まれる河野太郎氏(何かが違う)
それにしてもビルゲイツはモンテ出身の上にボーイスカウトまで……
ははーん。
ビルゲイツの親、知育オタクだな?
もちろん他にもたくさん居すぎて省略しますが、
とにかく日本とアメリカだけでも経営者・ハリウッド俳優・元大統領や国会議員・芸能人・オリンピック選手・映画監督などかなりの強メンツです。
興味のある方は是非調べてみてください。
安いと噂の費用は?
日本ボーイスカウト連盟のホームページによると
できる限り少ない費用負担で活動しています。
基本的には、活動を始めるにあたって必要な制服や教材、備品を揃える必要がありますが、活動の内容により少しずつ揃えていくことができます。
また、年間登録料が必要です。それ以外は、各団や隊により異なりますが、それぞれの隊によって独自に活動のための資材費や交通費などの実費、キャンプのための積み立てなどの実費を負担していただいています(金額や支払い方法は隊によって異なります)。
ボランティアの指導者によって運営していますので、他の活動や習い事などと比べていただければ、少ない費用のご負担で済むことがお分かりいただけると思います。
詳しくは、体験入隊の際などに入隊を検討している団へご確認ください。
詳細な金額なに一つ分からなくて草。
「少ない費用」は家庭によって違うんやで。
どうやら団によるようですので気になる方は問い合わせてみましょう!
団はこちらから探せます↓
https://www.scout.or.jp/team/
ちなみにネットで調べた参考平均金額は以下の通りです。
年間登録料…年間4,000~5,000円
資材費や交通費…月1,000~2,000円
キャンプの積立金…月1,000~2,000円
制服等の購入費…5,000~10,000円
安いんかそうでもないんかよう分からん。
色んな活動ができると思えば安いんか?
まぁ月換算すると高くはない気はする。
電卓弾くの得意な方募集中。
ボーイスカウトのデメリット
非常に申し上げにくいんですが一言で言いますと
【親参加型】
……っじかぁ。家でゴロゴロできないじゃん…
特に低年齢のうちは親の同伴が基本だそうです!
なので、お仕事など忙しい方にはちょっと大変かもしれません。
普段の活動以外でも大きい行事や遠出の補助引率などもあるそうです。
任期一年のデンリーダーという、制服を着て歌やゲームの仕切りをしたり
おいおいおいおいおいおいおい。
小学二年生以上には人見知りするのに……この歳で短パン履いて歌とか仕切りとかもう修行でしかない
逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……
これに耐えられる覚悟があるかどうか……ですね。
親が協力する事で低価格さを保てているようです。
ボーイスカウトは宗教団体?
ボーイスカウトについて調べる際、検索に
【ボーイスカウト 宗教】
と出てきたので気になって調べてみました。
結論から言うと
心に信仰を持つことを推奨しているんだそうです。
神社やお寺のなどの宗教団体の支援を受けて活動をしているケースもありますので、
宗教団体と混同されることが多いのも事実。
団の母体が神社・寺・教会などであれば【宗教団】
母体が自治会等であれば【地域団】
もし、そういった「色」を無くしたい方は【地域団】で探されるのも一つの手ではないでしょうか?
私は無宗教ですが、基本的にピース思考なので(自分に強要されない限りは)特に宗教の有無は気にしてません♪
それより問題は家から近いかどうか……だ。
日本人としては「宗教」と聞くと身構えてしまう人も多いと思いますが、
勧誘される・強制される・同じ宗派の者しか集まれない・無宗教の人は入れない
といったことは無いようですのでご安心ください。
以下ボーイスカウトの「宗教」に関して調べたこと
・いかなる宗教の人(無宗教含む)でも参加できる
・特定の宗教を強要することはまずない
・宗教を信仰していない(無宗教)の人も普通にいる
・寄付金制度はない
・日本のスカウト団はほとんど宗教色がないところが多いのが現状らしい
・宗教はあくまで道徳心や規律心を学ぶ一環
・活動場所がお寺や神社・教会などの団の場合はそれぞれの教えを学ぶ機会を設けているところもある
・もし本当にどうしても抵抗があるという方はそういった団を避けて探すのも手
ボーイスカウト経験者の方にも聞いたので、間違いないとは思うのですが、
万が一修正箇所ありましたらご一報下さい。
まとめ
インスタのストーリーで思わせぶりに流した
「個人的に教育効果の高いと思う習い事」
は、ボーイスカウトでした!
当たった人いましたでしょうか?
ネットの声を探っていると、
就活でボーイスカウトの話するとめちゃくちゃ反応良いです
という書き込みも見つけました。
思えばかつて夫がオーストラリア時代に現地で出会った韓国人の友人も、
帰国後、夫と一緒にオーストラリアでホタテ漁船に乗ってた話を面接で語り、サ〇スンの内定もらったらしいのでこっち系(冒険系?)って食いつき良いのかもしれませんね。
根性ある印象がつくのかな
もちろん時にはケガをしたり危険なこともあるかとは思いますが、それも含めて大事な経験なのかなと思います。
また個人的にスポーツなどと違うところは、
「誰とも競わない」というところですかね。
スポーツだと、個人競技はもちろん、団体競技でも相手チームと競ったり
レギュラー争いをしたりなど、
そこにはどうしても「勝ち負け」が付いてきますが
ボーイスカウトは自発性を育て、一人一人役割があり、みんなで協力のもと社会性を育んでいく事が目的なので、
「競技」よりも自己肯定感が上がりやすい環境とも言えます。
もちろん競争には競争の良さがありますが
基本的にどこの団も体験を受け付けているようなので
まずは体験に行ってみて、その子に合ったカラーを探すのが良いと思います!
以上、ボーイスカウトをやったことも見たこともない人間がボーイスカウトの魅力を勝手に語ってみた!のコーナーでした。
日本ボーイスカウト連盟の広報の方、いつでもお声がけお待ちしてます(何の)
公式サイトはこちら!
https://www.scout.or.jp/
【参考文献】
・ボーイスカウトにおけるキャンプの教育効果について―スカウトがキャンプで得た成果,および,興味・関心の変化について―
・ボーイスカウトにおけるキャンプの教育効果について―スカウトがキャンプで得た成果,および,興味・関心の変化について―
・ボーイスカウトにおける体験活動が青少年に与える影響
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