【サブスク】どうしたらいじめをしない子になるのかアンケート結果

どうしたらいじめをしない・流されない子に育つのかアンケート結果集計しました

 

はじめに。
今回アンケートにお答えくださった全ての方へ感謝申し上げます。

トラウマや、辛いご経験を書いて下さった方も多く、
過去の傷を思い出させてしまう形になり、申し訳ない気持ちです。

被害者となってしまった方はもちろん、加害者だった方も、いじめって一生背負っていかなくてはならない、本当に罪深いことなんだと改めて再確認しました。

同時に、辛い経験をここでお話しして下さったことで、
我々の子供世代への教訓になるよう委ねて下さったのだと思うと感謝の気持ちで胸がいっぱいです。

心からありがとうございます。

 

アンケートの目的

先日、インスタのストーリーにていじめについてのアンケートを取らせて頂きました。

回答が集まるかどうかかなり不安でしたが、匿名だからこそ語れることもあり、
24時間という短い期間にも関わらず241名もの方が回答して下さいました。

そのうち127名の方からコメントを頂きました。
こんなにたくさんの方のいじめの実体験・そして考えを聞く機会ってないので
私自身本当に勉強になりました。

 

調査の背景

昨今、いじめられた側がカウンセリングを受けたり、または転校したり、学校を辞めてしまったり、

いじめる側よりもいじめられた側に対してのみ精神的ケアをすることが疑問視されてきています。

いじめる側の子供にこそ、なんらかの要因(家庭環境・不安・ストレス等)があり、
カウンセリングが必要なのではないかと言われており、私もそれは強く感じます。

※もちろん、いじめられて心に傷を負った子のケアもどちらも必要です。

 

なぜ「いじめた側のみ」のアンケートにしたか

今回のアンケートでは、あえていじめた側の方のみに絞ってアンケートを取りました。

そこに疑問を抱いた方も少なからずいらっしゃったかと思います。

 

ネットをググると、

「いじめられる子の特徴〇選」
「いじめられやすい子の原因第一位」

などという記事が先に出てくることに疑問を感じます。

多くの方の興味はそっちなのかもしれませんが、
「いじめられる側」に焦点を当てているうちは、何も変わらないのではないかと。

 

例えばクラスに30人いたとしたら、いじめられる子はその中のおそらく1~2人
その他28名余りは加害者、もしくは傍観者になるわけですので

我が子がいじめられる側になるより、いじめる側になるほうが可能性としては高いかと思います。

※もちろんこの「加害者」「被害者」の立ち位置は変動することがあります。

 

そして先に書きましたが、いじめられる子、個人個人に原因があると責任の所在を押し付けている段階では、
いじめの分母を減らすことは不可能と考えます。

 

このアンケートは

「我が子がいじめられない為にはどうするか」ではなく

「いじめをしない子にするにはどうするか」


そして

「いじめの分母を減らすには」をテーマとしています。

 

例えば代表的なものが「不潔」「毎日同じ服を着ている」だとしても、
ほとんどの場合、それは本人の力ではどうしようもないケースです。

子供の身だしなみの原因は養育者、もしくはそれを取り巻く環境(貧困など)にあります。

 

「話が噛み合わない」「距離感がおかしい」そういった場合も、
性格の問題ではなく、発達障害や特性を持っている可能性も少なくありません。

 

問題は、そういった相手の見えない背景を想像せずに、
安易に「排除」「いじめ」という行動に走ってしまう心に問題があると思っています。

これについては頂いたアンケートでも多くの方が自己分析されていました。
(もちろん、どんな人とでも無条件に仲良くするべきという意味ではありません。)

 

ですので、今回は「いじめる側の心理」に焦点を当て、回答を募集しました。

 

いじめの定義

今回、本人のいない場所での悪口はいじめに含めないことにしました。

きっかけにはなり得ますが、「いじめ行為」まではいかないのかなと。
あくまで相手を直接傷つける行為に限定しています。

 

また、「全ての人と仲良くするべき」ということは個人的に全く思いませんので

「合わない相手と距離を取る」ことは今回いじめには含めません。

 

また、未就学児時点でのいじめ行為は含まれていません。

6~7歳までは心理的発達は未熟で、相手の立場に立って考えるという段階ではない為、
今回は小学校~高校に限定してアンケートを取らせて頂きました。

 

 

今回の記事は非常にセンシティブな内容が含まれています。

そのため、教育・子育てに関心がない冷やかし層へのデータの流出、悪用、盗用などを防ぐため、
また本稿作成のためアンケート作成やデータ分析にかかった時間等も含めて
本稿を有料記事とさせて頂きます。(途中までは無料で読めます)何卒ご了承下さいますようお願いします。※ストーリーの先行公開で読まれている方は無料で読めます※有料記事の収益は児童養護施設へ贈る書籍代・送料・梱包費等に充てさせて頂きます。
記事価格はスタバのキャラメルフラペチーノ1杯分に設定いたしました。

本当は新作のさくらマキアートにしようかと思ったけど高すぎて目玉飛び出るかと思った。
スタバの新作って1000円以上するの……?(←あんまり行かない)

 

 

では前置き長くなりましたが、本題に入らせて頂きます。

 

アンケートの属性

今回アンケートにご回答下さった方の属性です。

 

私のアカウントのフォロワー様の9割以上が子育て中の女性ということで
接触できる範囲に偏りがあるというところをあらかじめご了承ください。

※男子のいじめ、男女のいじめの違いについてはデータが取れなかったのでまた別記事にてエビデンスを交えながら考査します。

 

いじめ行為をしたことがあるか

 

全体の63.5%の方が、過去なんらかのいじめ行為を行ったことがある、と回答し、

そのうち一番多いのは「仲間外れ・集団無視」(46.5%)でした。

 

●その他

・直接悪口を言う・ひやかし(12.6%)
・物を捨てる・盗む(3%)
・暴力行為(3%)

 

これは回答されたほとんどが女性ということもあり、女子にありがちないじめの内容と言えます。

ありがち、と書けば軽く感じられますが、教室という狭い人間関係の中で無視され続けるというのはその子の心を殺すには十分すぎるくらい、本当に辛い行為です。

また、ネットいじめが0%なのは、時代背景的にまだそこまでネットが普及していなかったからかと思います。

今の時代の子供達だと

「ネットいじめ」(LINEで悪口、LINEグループに入れない、中傷、デジタルタトゥー等)

この辺がどの程度の割合を占めるのか、全く違った結果になり、それに合わせて対処法を考えていく必要がありそうです。

 

いついじめ行為をしたか

●小学校(57.5%)
●中学校(34.9%)
●高校(4.7%)
●全部(2.7%)

 

小学校時代にいじめ行為を行ったという方が半数以上を占めていることから見ても、
単純に精神年齢の未熟さがひとつの要因かと思います。

 

次いで中学校(34.9%)
やはり公立の中学校だと小学校のメンバーと一緒に繰り上げで入学するので
その延長でいじめも続いていくというパターンはあるかもしれません。

また、部活などを始める子も多く、部活内でのいじめ行為も、頂いたコメントを読んでいると多くありました。

高校はわずか4.7%なので、小学校・中学校で人間関係を覚え精神年齢が上がると同時に、
いじめグループと離れることができ、人間関係を再構築しやすいのだろうと予測できます。

 

もし我が子が小学校時点でいじめ行為に関わっていた場合、
被害者であっても加害者であっても、そのグループから物理的に離れる(引っ越す・私立へ行く)というのは単純ながら有効な手段ですね。

もちろん、なぜいじめ行為をしたか、などのヒアリングとカウンセリングをしっかり行った上でですが。

頂いたコメントの中に、

いじめられたことで、いじめっ子と離れたくて県内トップクラスの高校へ進学した

とのコメントがありました。

 

いじめを踏み台に、と言ったらおかしいかもしれませんが、結果いじめっ子たちよりも上の高校に進学しているわけなので、こういった乗り越え方は本当にすごいし強いですよね。

誰でもできる方法ではないので、純粋に尊敬します。

 

なぜいじめ行為をしたのか?

重要なのはここです。

このアンケートから見えてきたものがひとつあります。

 

●いじめ行為をした動機

グラフを見て頂いて分かるように、

 

・その場の空気(27.7%)
・他の子に逆らえず加担(27%)

このふたつ、つまり「自分の本位ではなかった」と答えた方が半数を占めています。

 

その他

・相手に嫌なことをされた・仕返し(22.3%)
・なんとなく(8.1%)
・ストレス発散(6.1%)
・楽しいから(4.7%)
・嫉妬(4.1%)

 

明確に自分の意思を持っていじめ行為をしている子は全体の23%
※「相手に嫌なことをされた」は含まれていません。理由は後述します。

 

これは例えば6人グループで、その中の1人がいじめられているとして、
残りの5人中、自分の意思でいじめをしている子は、多くても2人だけとなります。

まぁおそらくみなさん何となく分かっていたかと思いますが、
これで、半分の子供は「空気を読んでいじめに加担している」という状態であることが今回のアンケートから明確になりました。

 

我が子がいじめる側になることは珍しくない

もし将来、自分の子供がいじめ問題に関わっており、しかも加害者側だったとしても、確率的にはなんら驚く事ではありません。

「うちの子に限ってありえない……」

と思いたくなるお気持ちも分かります。

親からすれば家庭環境に問題もなく、幼い頃からたくさん絵本を読み聞かせ、大切に愛情深く育ててきた我が子がいじめなんてしていたと知ったら大変なショックを受けると思います。(私も想像したら倒れそうになるくらいショックです……)

 

しかし、この「空気に逆らえない」という部分が解決しない限り、我が子が人をいじめる可能性は十分にありえます。

 

親である私達がまず、そこをしっかり自覚することが必要かなと思いました。

 

これについては後ほど詳しく書きます。

 

いじめられていた経験

●いじめる前に、自分がいじめられた経験はあったか

・いじめられた経験がある(66.9%)
・ない(21.7%)
・なんともいえない(11.4%)

 

「ない」以外の回答が予想以上に多い結果となりました。

恐らく、このアンケートで一番多かった「仲間外れ・集団無視」といういじめ行為には
ターゲットが変わりやすいという特性があるので、それもひとつの要因かなと思いました。

 

また、コメントにも多くありましたが、やはりいじめられた経験があると

「自分もいじめられたんだからこれくらいしても良いだろう」

という心理が働きやすいようです。

 

結局自分がターゲットになり、無視されてもその後も同じグループ(もしくは部活内など)に属しているので
この負のループから抜け出すことが難しいのだと思います。

学校・同じクラス・同じ部活、という狭い世界のことなのでここをどう断ち切るかも課題ですね。

学校で行われるような道徳授業は本当に意味があるのか疑問に思えてくる結果となりました。

 

 

家庭環境について

ここからは家庭環境・親に関する質問です。

●両親の仲は良かったか?

・たまに喧嘩していた(40.9%)
・仲が良かった(34.7%)
・激しい喧嘩をしていた(13.6%)
・シングル家庭・その他(5.7%)
・どちらかがDVをしていた(5.1%)

 

●両親(養育者)の普段の教育・声掛けについて

●厳しく否定的だった(17.3%)
●厳しくもあり優しくもあった(59.5%)
●あまり怒らなかった(13.9%)
●無関心(5.2%)
●過干渉(7%)
●普段どのような家庭内の雰囲気でしたか?
●会話が多く温かい家庭(47.2%)
●ギスギスしていた(10.2%)
●会話が少ない(8.5%)
●一度でも暴力・虐待があった(14.8%)
●喧嘩が多かった(14.8%)
●両親共あまり家にいなかった(4.5%)
●両親(もしくはどちらか)は幼少期からよく一緒に遊んでくれましたか?
●よく遊んでくれた(57.5%)
●あまり遊んでくれなかった(24.1%)
●覚えていない(18.4%)
私はこの4つのアンケートを集計した結果、特に以下の7項目に注視しました。
・両親どちらかがDVをしていた
・激しい喧嘩をしていた・喧嘩が多かった
・厳しく否定的だった
・無関心または過干渉
・(親は)あまり怒らなかった
・暴力・虐待
・幼少期からあまり遊んでくれなかった
この表は、いじめの動機と、以上の7項目との関連性をパーセンテージで表したものです。
※スマホだと見ずらいですが、指でぐいーんてしてみて下さい
特に気になったところを水色のマーカーで塗っています。
「激しい喧嘩をしていた・喧嘩が多かった」の項目は、
どの動機の方も20%を超えてきています。
(こちらの項目には「たまに喧嘩をしていた」は含まれていません。
あくまで「激しい喧嘩や、喧嘩が日常的に多いこと」に限定しています)
それでは、いじめの動機別に見ていきます。

いじめの動機「楽しいから」

まず「両親のどちらかがDVをしていた率」ですが、
いじめの動機を「楽しいから」と答えた方に圧倒的に多く見られました。(43%)

他は0~3%になっているのに対し、ダントツです。

また「親があまり怒らなかった」の回答率も高くなっています。

 

●「楽しいから」と回答された方から頂いたコメント一部抜粋

当時フケや鼻水がすごく出てる子がいて、汚いから汚いとストレートにいってからかってた。

まだ小学生だったので、乾燥肌や体が弱く風邪をひきやすいなどの体質があることを知らず、
その容姿に至った背景を厳しく教えてくれたらからかわなかったかもしれない。

外見(髪の毛)のことでひやかしたことがあります。
その子とは仲良くしており、当時いじめているつもりは全くなく、精神的にかなり幼いタイプで楽しんでしまっていました。

昔から家庭内で大人が人の外見のことでふざけてからかったり、あだ名をつけていました。その影響は大きかったと思います。
日常から、人の外見に優劣をつけたり、あだ名をつける等、そういうことで笑ったり楽しむことをやめるべきだと思っています。

 

相手の気持ちを全く考えてなかったです。
ただ楽しいからと、自分には仲間がいると思いたいがためにしていた感じでした。
なんでその子だったのかや、なんでそんなことをしていたのか今では思い出せないほどです。でも、その子にとってのその時はとてもつらく、思い出したくない時間だったのではないかと今では思います。
自分にもっと相手の気持ちを考えることができる力があったらしなかったのにと思います。

 

相手の立場で考える、が,全くできていなかったです。パワハラ、セクハラ研修があるように、いじめも「こういうことはいじめに該当するんだ」と気づける仕組みがあれば良いと思います。

いじめの動機「ストレス発散」

いじめの動機を「ストレス発散」と答えた方が
・厳しく否定的な育て方をされた
・幼少期から親があまり遊んでくれなかった
こちらの二項目でぶっちぎりに高いです。
「親があまり怒らなかった」に関しては0%だったので、
こちらの回答者の方に関しては、抑圧されていたり、必要以上に厳しくされていたストレスがいじめに繋がったのではないかと予想できます。
「あまり遊んでくれなかった」が高い事からも見て分かるように、
無条件的な愛情よりも何らかの制約やルール、そして否定的な言葉が多いと感じていたのではないでしょうか。
●「ストレス発散」と回答された方から頂いたコメント一部抜粋
中学受験を控えている中、娯楽を過度に制限されていたためストレスのはけ口にしていたのかなと思います。
親にされていたこと(殴る、暴言、からかう)を学校でしていたらいつの間にかいじめっ子になっていた
家でのストレス発散としていじめをしていたので、家庭環境が整っていればしなかったのでは…と思います。
両親が否定的だと子供も人に対して否定的になるし、否定する子は共感が出来ないので人に優しくなれません。
自分の両親への心の穴をいじめをすることで埋めていたんだと思います。
(義父と暮らしているため)小学生の頃は、特に母に関心を持ってもらいたいが言えない。
言えば追い出されるかもというストレスを陰で発散していたのだと思います。
2回ほど、人の物を壊す事をしてしまいました。クラスで大きな問題になる事もなく、他の子の犯行に紛れてしまったのかも知れません。その後は、した後の罪悪感に苛まれた事もあり、しなくなりました。頭では、いけない事ともちろん分かっているんですが、辞めれませんでした。家でも学校でもいい子でいないといけない。 母に家族に嫌われてはいけない。 そんなミッションを知らずのうちに抱え込んでしまった。
母にバレて怒られ、辞めろと言われましたが正直意味がわかりませんでした。
家で父をいじめていたからです。
私にはそんな人間関係しか教えてもらってない。
それにまず私の気持ちを聞いてほしかったと今になって思います。
親からされたことを、自分より弱いと認定した相手にやっていた。
ストレス発散だったんだとこのアンケートで気付いた。
深く考えてなかったし注意を受けても心の奥底では理解できていなかった。
いじめは実験的でこうしたらどうなるだろうを楽しんでいるところがあると思う。
楽しくない結果が得られればやめると思うが人それぞれ感じるポイントが違うので一朝一夕には解決できない難しい問題ですね。

いじめの動機「なんとなく」

「激しい喧嘩をしていた」
「あまり遊んでくれなかった」

以上が多いようです。

無関心・過干渉の率も高めで、
頂いたコメントでは「想像力や思いやりが足りなかった」と回答された方が最も多かったです。

 

●「なんとなく」と回答された方から頂いたコメント一部抜粋
お風呂に入っていない子がいて、臭くて嫌いだったから、その頃の私は避けていたけど、 その子の背景を想像したり出来ていれば、思いやりや、色んな家庭がある事も理解していれば、しなかったのかなと思う。(小学3-4年頃)
周りに合わせることが当たり前だと思っていた(思い込み)ことが怖い。仲が良い=悪いこと(イジメ等)も仲間になっていた。

いじめの動機「相手に嫌なことをされた・仕返し」

こちらに関しては少し特殊かなと思いました。

というのも、頂いたコメントを読んでいても、「これは果たしていじめなのか?」
思うような線引きの難しさを感じました。

たとえば、元々誰かをいじめていた子に対し、それを辞めるよう咎めることはいじめと呼ぶには難しい気がします。

 

そんな中、特に参考になったのがこちらです。

こういうことが嫌だったと言葉に出来ていたら違ったのかなと思います。

 

嫌悪する者に対する処罰感情的な快楽感も無自覚ながらあったかもしれません、1人ではなく同じ気持ちの人がいたことが分かり自分の正当性が証明されたかのような気持ちで、何をしてもいい立場になったと勘違いしたところもあると思います。

こちらのお二方が書かれていたことが、
「話し合いをすべきだった」ということで共通していました。
しかし小学生とかだとまだ難しいのでそこは正しく先導する先生や大人の存在が必要不可欠なのでしょう。
子供同士だとどうしても建設的な話し合いというよりは、みんなで1人を責め立てる図になってしまう(ただし1対1なら問題はない)
そうして悪化してしまう、負のループに陥ってしまう。こういうケースは多いと思います。
「自分達で解決できない問題を大人に相談しよう」という提案を子供はなかなかできません。
むしろ「チクり」などと言って更に責められる可能性がありますよね。
総じて子供は親に心配かけたくない気持ちがあるので、ここは先生の出番なのでしょうが、

もっと気軽に相談できたり、絶対に解決してくれる、そんな頼れる先生が身近にいない、信頼関係の薄さが見えます。

また、生徒の変化に気付けない、気付いていても適切に対処できない、そんな教師が少なくないのも事実かなと。

他の子に逆らえず加担

いわゆる「自分の本位ではなかった」と答えた方のケースですが、

以下は選択結果から導きだされた「いじめはしていたけど家庭環境に特に問題のなかった方」の率です。(パーセンテージが高い方が問題がない傾向が強い)

「家庭に問題はなかった」と答えた方が最も少なかった(つまり家庭に問題があった)のは
いじめの動機を「ストレス発散」と答えた方で、
最も多かった(つまり家庭に問題がなかった)のは、
「他の子に逆らえず加担・その場の空気」と答えた方でした。
周りに流されていじめ行為に加担した方は、他のいじめ動機に比べて家庭に問題を感じてない人が多いようです。
このように率先していじめをしているわけではなく、
あくまで他の子に従っていじめ行為をしてしまう子
家庭に問題がない子も多く含まれておりますが、
自分の意思でいじめ行為をしていた子も、必ずしも全員が家庭や親に問題があるからいじめに走る、わけではありません。
しかしやはり
いじめをする子=「なんらかの家庭不和を抱えている子が多い」
という傾向は否定できないかと思います。

 

●「自分の本位ではなかった」と回答された方から頂いたコメント一部抜粋
同調圧力に負けずに、きちんと自分の意見をもてればよかった
加担してしまった私のような者は、単に年齢が上がって成長したこと、痛みを知ったこと、大切な友達がいたこと、
大人から責められず考えを改める言葉をもらえたことが変わるきっかけだったかなとは思います。

学校・家庭以外でのストレス

習い事や塾など、学校以外の世界を持っている子も少なくなかったかと思いますので

以下のようなアンケートを取らせて頂きました。

 

●学校・家庭以外でのストレスや心配事

「あった・そこそこあった」と答えた方が52%と、半数を占めています。

全くなかった方は27.6%なので、

たとえ直接は関係なくてもこういった
外的ストレスの積み重ねはいじめの原因になりうるのかと思います。

いじめをしない方の意見

アンケートのコメントの中に、「自分はいじめをしなかった」とコメントを残して下さった方も何名かいらっしゃいました。

その方々のコメントをまとめますと、共通していることは

・いじめという行為をダサいと思っていた
・「みんなと同じ」が嫌だった

この二つの意見が共通していました。

 

また、こんな納得のご意見もありました。

 

私自身が弱いものいじめが嫌いだった。

友達へ弱い物いじめをしている人には、口出しするし、だっさ!とののしっていた。

弱い子を味方してあげた。
いじめする子が逆に嫌われるような学校だったから、あまりそういうことがおこらなかった。

そういう考えの者たちが、男女共に学校のトップグループになっていると、いじめは比較的少ない学校になると思う。

ケンカするなら、堂々と。直接いう。嫌いなら個人の判断で関わらなければいい。
それぞれ、自分で判断して考えろ。と、みんなに言っていた。

いじめがない学校にしたいなら、自分がトップになるしかない。そして、その考えをトップグループ男女みんなで共有する。

つまり

いじめをダサいと思っている人達のグループがヒエラルキーのトップになると
いじめをするという空気がなくなる。

精神年齢の高い子達が声の大きいグループにいると、それだけでいじめ防止効果があると思います。

これについては元々の子供の性格もあるので強制はできません。

うちの息子は今のところそういった要素は見えない&私もそういうタイプではないので
なかなか自分に落とし込むのは難しいですが、

もし「我が子はリーダー気質かな?」なんて思う節があれば

こういった価値観を教えて、お友達にも広めていこう!と提案するのはアリかもしれません。

 

我が子を「いじめる側」にしない為に

東京学芸大学の大河原美以先生曰く、子供は厳しいストレスに晒されると、

・暴力的になる
・逃げだす
・固まって動かなくなる
以上のような行動をとります。
これは野生動物にも備わっている防衛本能で、動物は危機に直面した際、
「戦う」「逃げる」「固まる」の中のどれかを行動に起こします。
肉食動物は戦うし、草食動物は逃げるし、亀は甲羅の中に固まります。
いじめをはじめ、子供が何か問題を起こした時、
「暴力はダメ」「逃げていては何も解決しない」「黙ってちゃ分からない」
というよりも先に、その裏にある不安や苦しさが何なのかを理解してあげることが重要です。
悲しい感情に共感してあげること
忙しいとつい、目の前の事象に意識を取られて頭ごなしに怒ってしまいがちですが
「子供のワガママや、ネガティブな気持ちに共感する」
これを幼少期から忘れないようにすることが、我が子が問題行動を起こさないようにするための予防策になるとのことです。

 

「周りに流される子」にしない為に

もし、主体的にいじめをする子がいたとしても、周りが従わなければそれはいじめにはなりません。

先にお伝えしたように、いじめをする子の半分以上は自分の本位ではないのです。

ではなぜ、「空気を読んでいじめに加担する」子の数がこんなにも多いのでしょうか。

ここが、この記事の最大のテーマで、私達親が最も考えるべきポイントだと言えます。

 

どう自分を維持していくか
なぜ、本心ではいけない事と思いながら悪い方に流されてしまうのか。
多くの方がコメントに残して下さいましたが、やはり
自己肯定感が低い
これに尽きるのだと思います。

「みんなと同じ」を押し付けない

私はイジメてこなかった理由として 小さい頃から、皆んなと同じっていうのが嫌いだったので皆んなでいじめるという行為がカッコいいと思わなかった(ダサいなって)

嫌いなら1人で嫌っていたら良いと思ってた そもそも私自身マイノリティに育てられたので、皆んなと違ってカッコいいじゃん。と。

上の子が年中ですが、誰々が持ってた。とか〇〇ちゃんと同じ服だった。とか同じ弁当箱だったとか、言うんです。

皆んなと同じっていうのが嬉しい時期なんでしょうけど(私もありました)

皆んなと違ってカッコいいね!て最近は言っています。

人種差別もそーですけど、人と違うって恐怖心から、叩かれる(差別)のですかね〜

 

「みんなと違う事がカッコイイと育てられた」

こちらのコメントを読んだ際、なるほど、と思いました。

これは私の友人の、自己肯定感激高友達も同じことを言っていました。
もちろん彼女も小中と集団無視などを経験したそうですが、一度も加担したことはなかったそうです。

 

ポジティブな意味の「みんなと一緒で嬉しい」なら何も問題はありませんが、

幼児の頃から

 

「みんなやってるよ」
「一人だけやらないなんて恥ずかしいよ」

 

なんていう言葉掛けがネガティブな意味での「みんなと一緒」を植え付けるのだと思います。

 

しかしそれをしないと協調性が育たないのではないかと思われるかもしれませんが、
協調性とは本来、集団の中でひとつの目標に向かい、助け合ったり意見を出し合ったりすることで育まれるものです。

つまり、子供の場合、普段友達同士でなされる能動的な遊びの中で十分育まれるものであって、
わざわざ大人が用意したイベントに無理矢理駆り出すことではないんですね。決して。

やりたくもないことをさせられて、
挙句「みんなやってるからやれ」と怒られる。

怒りはしなくても、優しい口調であっても同じことです。
協調性を育むと言いながら、「みんなやっている」と同調圧力を押し付けているだけに過ぎないのではないでしょうか。

 

子供自身が「やらない」と選択したことに対して、その意思を尊重するどころか

「みんなやってる」と、罪悪感を植え付けようとする古来からの手法を見直すべきなのかもしれません。

 

私も実は以前からこの「みんなやってるよ戦法」に疑問を持っていたので、息子には言わないように気を付けています。(私自身は言われて育ちましたが)

 

運動会で1人だけ棒立ちだろうが、列からはみ出ようがそんなことは大した問題ではないのです。

 

 

幼少期から表面的に謝ることを強制されたりみんなと同じを刷り込まれた結果、

私を始め10才を超える子たちがあれほどまでに幼かったのは自分の気持ちを出すことを抑えられ、
自覚できない対処できないままに表面上だけ大人になるようにされ、ストレスや怒りの矛先は弱い方へと流れたように感じます。

これからの子どもたちは「しつけだ」と言って人権を無視して大人の都合のいい意見を押し付ける口実にして正当化される日本の教育ではなく、

発達に合った幼児期や学童期を過ごす必要があります。
わがままではなくそれが必要な過程として「意見を受け止められる」経験をしてた上で

よくないことやマイナスな気持ちが芽生えるのも人間として当たり前と捉え、
でもそれをどう調整していくかを寄り添われながら学童期に知っていく、失敗してみる、向き合ってもらう、

そんな経験を経て思春期に差し掛かった子どもたちはきっとキラキラしたものを潰されずにチャレンジして、他人も自分も傷つけない方法を身につけていけるのではないかと思います。

 

まずはいじめの第一歩に加担させない

いじめのファーストステップは「悪口」です。

結局悪口、いじめが友情結束に学生時代は繋がっていたように感じるので、精神年齢があがるまではなかなかなくならないのかと感じる。

これは大きな要因ですよね。

しかし、悪口によってその場では結束が固くなったように思えても、案外子供って(大人も)平気で裏切る生き物です。

私が小学生の頃、同じグループだったAちゃんは、その場ではBちゃんの悪口を言いながら
「さいとうがこんな悪口言ってたよ」とBちゃんに言って仲違いさせるのが趣味でした。

大体いじめの始まりは「悪口」からだと思います。
この発生をなくすことはほぼ不可能に近いです。

なぜなら

 

悪口は依存症である。

例えば皆さんの中に芸能人のTwitterにクソリプを送っている方はいませんか?
もしいらっしゃるなら絶対にやめた方が良いです。

以下で理由をご説明します。

 

悪口が楽しい理由として、脳内麻薬であるドーパミンが関係しています。
悪口を言うと、快楽を覚えるドーパミンが分泌されるので基本的に人は悪口が大好きなのです。
(ネットの書き込み含む)

そしてこれはアルコール依存と同様の性質を持つ依存症なので、だんだん内容も過激で量も増えていきます。
これが悪口を辞められない子(人)がいる理由です。

最初から人の悪口を言わない。言う子に近づかない。これしか対処法はありません。

 

ちなみにストレスホルモンであるコルチゾールも同時に分泌されるので、知らず知らずのうちにストレスも抱えています。

悪口を言うほどストレスに晒され、記憶を司る海馬がやられ、負のスパイラルに陥って脳がバカになるのです。

 

そんなことを小学生に言ってもおそらく理解できないので、色々端折って、

「悪口を言うと寿命が短くなるよ」

など若干脅し入ってますが、子供には分かりやすくて効果的かもしれません。ちなみに事実です。

 

そしてよく人の悪口を言う子は

「自分がいないところでは自分のことを悪く言っている」

というお決まりのパターンもしっかり教えておくべきかと思います。

 

自分が誰かを嫌いでも、それは自分の感情であって、まわりや相手には関係ないという自立した考えを育てる

 

いじめっ子は案外脆い

こちらのご意見も参考になりました。

当時はそのボスが怖く悩み悩み悩んでいて イジメ行為を辞めるために私が行った事は、今思うと馬鹿らしいですが
クラス全員の前でボス格に思い切って今まで嫌だった事を怒鳴り暴れ散らしてみました。
(椅子蹴ったり大袈裟なパフォーマンスもしました笑)

そしたら次の日からその子は登校拒否になってしまったので虐める人って案外弱いんだ…と思いました。

 

他の方からも、「みんなの前で強く反抗したらしてこなくなった」という意見を頂いたので
みんなの前で、というのがポイントかと思います。

大抵いじめは一人ではできません。喧嘩とはちがいます。

まさか言い返してくるとは思っていなかったいわゆる「舐めてる相手」から思いっきり反撃されると恐怖を感じるのは至極当然のことなのかなと。

いじめられた時に即ブチ切れる、というのは有効な手段かもしれません。

 

無視、嫌がらせというある種の精神的暴力行為に対し
Noを突き付ける、時には反撃も辞さない、あえて一歩前に出る、そんな強さを身につけさせるのも必要なのだと改めて思いました。

 

障害のある子をいじめるということ

フォロワー様の実体験です。

当時はそれをいじめとすら思ってなかった。

〇〇菌と言ったり(今思うとその子は発達障害傾向があったかも。悪口言われても笑って後を付いてきてた。)

ただ、卒業式の時にいじめられた子の親から『いつもあなたが遊んでくれたと娘から聞きました。ありがとう。』と言われて、初めて恥ずかしくなったのを覚えています。

皮肉だったのか、本心かはわかりません。

その子には確かに懐かれて?付いて回られていました。
けど会話もうまく噛み合わなくて、煩わしいと感じて、離れてほしくて悪口を言っていました。

どうせ言っても理解してないから大丈夫という気持ちもあったと思います。
今考えると、とても恐ろしいです。

どうしたらいじめ行為をしなかったか、今考えてもわかりません。

周りより遅れている人を、馬鹿にするのではなく手を差し伸べる。

人に優しくする、違いを受け入れる。

子供の頃から言われていたことなのに、当時の私はすっかり頭から抜けていました。
自分の子供にどう伝えるべきか、遅れている側に立ったときに親は何ができるのか、改めて考えています。

とても勇気のいるコメントをありがとうございました。

 

公立に通われていた方なら、何らかの障害のある子と一緒に授業を受けた経験があるんじゃないかと思います。

私の学年にも一人、障害のある男の子がいて、その子がどういう障害だったのか詳しいことはわかりませんでしたが、小学5年生の頃同じクラスでした。

発達が遅く、言葉がつっかえてしまういわうる吃音で、指しゃぶりをしてしまうのでいつも指や服が涎で濡れていました。

私はなぜかその子に懐かれていて、よく離れた席からも授業中名前を呼ばれたりしていました。

それが嫌とかではなかったけど、私自身目立つことが好きな子供ではなかったので恥ずかしかったのを覚えています。

今考えると、その子は当然精神年齢的にはまだ幼かったので(感覚的には3~4歳)、
母親と離れて学校に通い、その中で母親代わりの頼れる子に懐くのは当たり前のことだったのかなと……。

今まさに3歳の息子を育てている身からすると胸が締め付けられます。

 

周りの子からからかわれているのはよくありましたが、大きないじめはありませんでした。

でもその時の男性担任が本当に最低な人間で、(当時から思ってました)
他の生徒に対しても常に威圧的で、その子のこともよく怒鳴り散らかしていました。

「できない」ことは当たり前なのに、その子が授業の妨害(突然大声で話したり笑い出す)をしてしまうと
服を掴んで教室を引きずりまわしたりしていました。
私も含め、怖すぎてクラスメイトはみな傍観者でした。

算数の授業だけその子は別の教室(特別教室)で授業を受けていたのですが、

ある時その子が算数の時間も自分の席にいました。

担任が「出ていけ」と言うと、その子は「みんなと一緒にいたい」と言いました。

しばらくその押し問答が続いたあと、担任が

「ここにおるな。邪魔や、お前はみんなと違うんやから」

その言葉のあとに、その子は算数の教科書一式を持って泣きながら教室を出ました。
恥ずかしながら私はその時初めて、彼にも傷付く心があるのだと気付きました。

いつも担任に怒られても、男子からからかわれても、笑ったり、泣いてもすぐケロっとしたり。
でも本当は悲しんでいたし、ちゃんと悪意も理解していたのだと思います。

(その後その担任に関しては色々あって最終的に担任ではなくなったのですがここでは割愛します)

 

 

私達は、「お友達と仲良く」とか、「悪いことをしたら謝る」とか
そういうことはよく教えられますし、絵本でもよく使われる題材かと思います

でも、障害がある子、遅れている子、何かが違う、そんな子達に対してどう接していくかの見本はなかなかありません。

私達が園や家庭の中で幼少の頃から受けてきた教育は

「平仮名を読めるようになる」だったり、
「みんなと一緒にダンスを踊る」だったり、

定形発達の子に対してのものがほとんどではなかったでしょうか。

私が去年いくつか行った入園説明会のうち、とある園の園長先生がはっきりこうおっしゃいました。

 

「発達が他の子より遅れている子に関しては別の小規模園をお勧めします」

 

それはどの程度の遅れなのか、そういった基準は一切語られませんでしたが言語化できない違和感を感じました。他人事ではありません。我が子だってまだどんな障害が隠れているのかはっきり分からない年齢です。

もちろん意味は理解できます。
その子にとっても、集団でしんどい思いをするよりは、発達に合った療育を受けたほうが良いという意味だったのは十分理解できますし、そこを責めるつもりはありません。

ただ「遅れている子に合わせるつもりは一切ない」というその姿勢にうっすら選民意識が透けて見えました。

もちろん、設備やケアに充てる人材が整っていないなど園にも色んな事情があるし、
全ての物事は多角的に見る必要があり、そこに至るまでの過程が必ずあるので

もしかしたらこれまでモンペに何か言われたとか、
発達の遅い子に対する理解の乏しい保護者に何か言われたとか

そんな背景があったのかもしれません。想像でしかないですが。

 

 

そうして「定形発達の子のみが対象の集団生活」を学んだあとに、

小学校に入学した途端、自分達とはどこか違う、いわゆる障害のある子と急に接することになるのです。しかも教室というとても狭い空間で。

精神的にも未熟な子供が、面白がってからかったり、いじめの対象にしてしまうのは本人たちだけの責任なのでしょうか。

「優しくない」「いじめっ子」で片づけて良い問題ではなく、
それまでの社会や大人からの情報・教育が圧倒的に足りてない結果なのだと思います。

難しいかもしれませんが、この辺をどう子供に教えていくのかは、私自身、子供が就学するまでの、いや就学してからも続いていく課題です。

テレビや本など、教材になりそうなものがあればまた見つけ次第シェアさせて頂きます。

 

 

まとめ

●いじめる側について

・いじめる側はどんな動機であれ根底には自己肯定感の低さがある
・決して全てではないが、家庭環境はいじめる原因になり得る
・「厳しく否定的な子育て」と「あまり怒られない子育て」は一見対極ですが、
どちらも積極的にいじめをしていた側に多く見られた養育態度。
・悪口は依存症ということを自覚させる。
依存症を直すのは難しいのでもし「この子悪口多いな」と思う子がいたらそっと離れるのも自己防衛だと教える

 

●親が気を付ける事

・幼少期から「みんな一緒」を押し付けない
・みんなと違う事も素敵だと伝える
・家庭内で大人が、人の外見をふざけてからかったりテレビを見て芸能人のことなどを馬鹿にしない
・DV、虐待はもちろん絶対NG

・建設的でない怒鳴り合いのような夫婦喧嘩は見せない、子供を不安にさせないようにする
・「合わない子」との距離の取り方を事前に教えておく
・障害のある子について就学前から話しておく
・「みんな誰かの大切な人」

 

●もし我が子がいじめ行為をしていたら

・まずその背景に何があったのかを確かめる。
いじめの背景のみでなく、友達関係以外のストレスはなかったか、メンタル的なことも含めて

・必要であればカウンセリングを受けさせる

いじめについての役立つ本


 

有名なのでご存じの方も多いと思いますが、

「こども六法」 
いじめ、ではなく「暴行」「恐喝」「名誉棄損」……より現実味を帯び、
法的に裁かれる罪深いことなんだと意識させるには良いと思います。親の自分も法律のことはよく分からない……なんて場合でも役立つなと。
学級文庫に置いておくべき一冊!

 

最後に

字数の関係でご紹介できないコメントも多くありましたが、全て大切に読ませて頂きました。(何度も)
本当にありがとうございます。

 

私が想像していたよりもみなさん本当に色々なトラウマを抱えてて、

それはいじめられた経験だったり、

いじめてしまった後悔だったり、

親との関係だったり、兄弟との確執だったり。

そんな色々な葛藤を抱えながら、その上で今こうして毎日お子さんを育ててらっしゃるんだなと……。

 

私が今回のアンケートを取らせて頂いたのは

「いじめる子には家庭環境の不和、そして何らかの外的要因があるのではないか」

この仮説を検証し、これからの子育てに落とし込むことでした。

 

子供を「いじめる側」にしてしまうのは、私達大人の責任でもあるかもしれない。と
いじめた側の方の意見をたくさん読ませて頂き、改めて思いました。

私自身、小学生時代集団無視に加担した経験があるので、自分の過去のことも思い出し、
照らし合わせながらこの記事を書きました。

あの頃リーダーだったAちゃんは何か家庭に問題があったんだろうか、とか、
今となっては私の知るところではありませんが、それでも彼女にも傍から見えない原因があったのかもしれません。

そして私自身にも、問題がありました。両親の喧嘩の激しさもそのひとつでした。

 

だからと言っていじめは許される行為ではありません。
私はよく、国内外の凶悪犯罪者の生い立ちなどを趣味で調べるのですが(どんな趣味)
総じて家庭環境の悪さ、そして過去にいじめられた経験がありました。

いじめというのは人の精神を壊し、人生をめちゃくちゃにする、それだけ罪深いことなのだということを
失敗も経験してきた私達は、我が子に教えていかなければなりません。

 

もちろん、子供は親だけを見て育つわけではないので、周囲の影響や、もともとの気質も関係があります。

ただ、それも含めて、幼少期からの家庭環境というのは本当に大きいんですね。

子供の性格も個性も十人十色。

「こう育てたからこうなる」なんていうマニュアルはなく、どんなに偉い人が言おうとも、どれだけ育児書を読もうとも、全ては統計にすぎません。

嫉妬しやすい子もいれば、おおらかな子もいる。それが人間です。

脊椎動物は狭い場所に閉じ込められると、その中から弱い者を攻撃し、
攻撃された弱い者は、床を叩いたり突いたり攻撃すると聞きます。

集団生活をする限り恐らくいじめは避けては通れませんし、完全になくすことも不可能だとは思いますが、

この記事が少しでも誰かのお役に立てる事を願います。

ご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。

この記事を書いた人
さいとう

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数多の育児書や論文から立証された心理学や
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