小脳が大事な理由と鍛え方!

「〇歳まで!」という煽りは好きじゃないけど
これは本当に8歳まで

 

こんばんは!

冬休み突入でブログ書く時間がなくて無事白目~~~!

 

以前、大脳についてまとめましたが、

これを知れば教育が変わる!サブスク
続きを読む

 

この大脳の前に育つのが……小脳。

 

今回は脳内の縁の下の力持ち、
小脳について!

 

さいとう
さいとう

脳といえば大脳ばかりが取り上げられるけど
小脳もめっちゃ大事!

大脳が米倉涼子なら、小脳は寺島しのぶ(名脇役)ではないでしょうか。

 

何に大事かというと……

 

・体のバランスを司る
・運動の円滑さをコントロールする
それ以外にも、

認知・感情のコントロール・一時記憶……

さらには……

理系センスにも影響してくるのだとか!
さいとう
さいとう

おいおい、ちょっと欲張りすぎじゃねーの……って☆

 

しかも小脳の臨界期は8歳までなので
それまでになるべく高めてあげたいですよね。

今回の記事では、
小脳の役割・そして発達の方法について深掘っていきます。

さいとう
さいとう

子育ては脳育て

 

そして面白いのが、
人間の小脳はここ数百万年で急激に成長している。

 

「ここ数百万!!」

 

さいとう
さいとう

そんな自信満々に言われても……

「ここ数年」とかなら分かるけど数百万年て。
ドヤれる年数じゃない。

 

でも人間もちゃんと進化してるんですね!(無理矢理)

 

改めて、小脳の役割って?

平均均衡の調節
筋緊張の調節
随意運動・姿勢の調整(随意的な姿勢の調節)
運動の学習
さいとう
さいとう

もっと詳しく説明するぜ!

 

小脳は、

身体のバランスを保ったり、自分の意図した動きと本当の身体の動きを近づけるため
誤差の修正も行います。

つまり

運動能力=小脳の発達は欠かせない!

 

また、新しい運動を習得するための
「運動学習」も小脳の役目!

自転車に乗る練習や水泳など、新しい身体の動きを行った時、
繰り返し練習することで小脳は学習していきます。

 

さらに!

小脳は過去の運動経験を記憶することで
再び同じ運動を行う時、スムーズにできる

たとえば自転車!

自転車って、子どもの頃に練習してほとんどの人が乗れますよね。

 

さいとう
さいとう

運動音痴の私でもさすがに乗れる

高校卒業して成人してから自転車乗る機会が一切なくなって、
ある時数年ぶりに乗ったんですけど、
たとえ何年経っても自転車って乗れるんですよ。

これがいわゆる
「身体が覚えている」

ってやつです。

自転車に乗った時のバランスの取り方や
力の入れ方を小脳がちゃんと記憶してるんですね。

小脳賢い~~~~!!!

小脳のこの機能は、スポーツ選手や音楽家が
長期間にわたって技術を維持するために不可欠な機能!

 

 

小脳の長期抑制

また、引き続き自転車の例を出すと、

乗れない→乗れた

に至るまでの間に、脳内ではこんなことが起きています!

 

最初はうまくできずに転んでしまい、
「失敗した。痛いなあ。」
という失敗経験と痛み刺激が小脳に入る。

小脳は、その間違った体の使い方を二度としないように学習します。
転んだり、失敗のたびにその失敗した方法を学習し、
次はやらないようにしているのです!!

さいとう
さいとう

小脳愛おしい~~~

それを繰り返しているうちにたまたま転ばない体の使い方ができるようになり、

「できた!」と子どもが感じることで小脳は

「これが正解!」


と瞬時に判断!!

この正解の方法が小脳で記録されます。

 

このように、小脳は
「間違った使い方はしないようにし、
正しい使い方を記憶する」

 

そして、一度封印された間違ったやり方はずっと抑制(表に出てこない)されます。

これを小脳の長期抑制と言います。

 

さいとう
さいとう

別に覚えなくていいです

 

 

意外!理系センスも小脳

どうも、理系に憧れるド文系ママです。

さいとう
さいとう

なぜかよく、フォロワーさんから
「さいとうさんって理系ですよね」って言われるんですが
ド文系です。(何でだろうマジで……)

 

理系のセンスと身体を動かすセンスは、共に小脳を使います。

小脳の役割のひとつとして

「空間認知能力」があります。

そして理系センスはまさにその、空間認知能力から始まる!!

 

『距離』や『位置』を認知し、『構造』や『数』を理解し、やがて、脳に仮想空間を作って、そこで遊ぶ。その一連の“概念遊び”を支えるのが、小脳の空間認知力です。

引用:運動能力や創造力は8歳までに作られる? 脳科学者が語る、息子育てで知っておきたいコツ|脳科学者の黒川伊保子

 

小学校低学年時点での運動センスと理数系の成績が比例している
という報告もあるそう!

 

小脳は8歳まで

小脳の発達は
4~8歳までで、臨界期を迎えます。

なので8歳までに
これでもかというほど小脳を発達させる必要がある!

 

この時期にやるべきことは、

色々な動きを習得すること。

よく、幼少期はひとつのスポーツに絞るより
色々な動きをしたほうがいいと言いますよね。

 

運動の土台を作っておけば、その後どんなスポーツをやっても
習得しやすくなるのです!!

小脳に記憶される運動の情報が多ければ多いほど、
将来思い通り体を動かすことが出来るようになる!

 

運動神経の良い子とは?

小学校高学年になると運動センスの差が現れてくるかと思います。

お手本を見ただけですぐ同じ動きが出来てしまう子っていますよね。

これがまさに、「小脳に運動の情報が多い子」

 

さいとう
さいとう

改めてビーマスポーツを推したい

ビーマ通いたいんですけど、私の近所のビーマスポーツ、曜日が合わなくて……。
引っ越したら別の教室探してみる予定!

 

小脳を発達させる方法

はい、お待たせしました。

大事なのここですよね。

もうみなさんウズウズしているかと思います。

 

「じゃあ何したらええっちゅうネン」

という気持ちですよね、分かります。

それは

スポーツ、楽器の演奏、歌、お絵描き、お手伝い、鬼ごっこや工作など
身体を動かすことなら何でも!
身体と言っても運動だけじゃあありません。
書く、などの細かい動作も含まれます。
だからこの時期は字が汚くても気にせず
どんどん書かせることが大事!
「運動」に関して言うと次のような感じです。

自由遊び

特に野山を走り回るような外遊びは、小脳の発達に大きく影響します!

都会\(^o^)/オワタ
コンクリートジャングルが憎い……
でも大丈夫!

(情緒いける?)
さいとう
さいとう

都会の子の救済処置、それは公園

特にジャングルジムや滑り台などの高低差のある
空間遊びが良いとのこと!

だるまさんが転んだ

これも良い!!

理由は以下です。

 

鬼が振り向いたという目からの情報(視覚情報)
鬼の声が聞こえなくなったという耳からの情報(聴覚情報)

これらを受けた脳が、

「即座に体の動きを止めなさい!」

という指令を体に出します。

子どもは脳からの指令と身体のバランス感覚がうまくいかずに
崩れて動いてしまうんですが、

それを何度も繰り返していくうちに身体がバランスの取り方や
筋肉の静止の仕方を覚えいきます。

 

お家遊びも小脳を鍛える

うちの子外遊びはあんまり……

という子ももちろんいますよね。

お家の中で遊ぶ、

ミニカー遊びやブロック作りは無駄。

なんてことはありません。

これらは空間認知能力を鍛え、
「構造」を理解する為に大事な時間なので
存分にやりましょう!!

 

さいとう
さいとう

外遊びと並行してできたらなお良し

あと、年齢の違う子同士の自由遊びは
自分にはできない身体の動きを観察し、マネすることで
特に小脳を刺激し発達に誘うので、
色んな子と積極的に関わっていけたらなと。
さいとう
さいとう

子どもって年上に憧れがちだから、分かる気がします

まとめ

いかがでしたか?

あまりスポットライトを浴びない小脳ですが、
実はこんなに機能が隠されていました!

 

脳の15%しかない小脳には、
なんと脳全体の50%も神経細胞
存在してるというから驚き……

 

さいとう
さいとう

ちなみに小脳は、胎児の頃から発達を続け、
赤ちゃんの「首座り」や「はいはい」もサポートしてる
ライザップのトレーナーみたいなやつなんだ!

 

先日の中学受験のプロ講師の方々のお話でも
体力は有利ってお話も出ていたし、
幼少期の運動って色んな意味で重要ですよね。

 

ちなみに私は運動の中でもボールが特に苦手なんですけど、
考えてみたら幼少期ボールで遊んだ経験ぜんぜんなかった。(ドッチ逃げる専門)

 

8歳までで臨界期を迎える小脳と、その後一生付き合っていくわけですから

鍛えよう!小脳。

じゃあの!

 

参考文献

姿勢に関係する小脳の発達(子どもと姿勢研究所)

運動の司令塔!小脳の役割とは?

この記事を書いた人
さいとう

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