賢く育てたいなら勉強するより〇〇を鍛えるべし
こんばんわ!
現在0:38です! それだけです!!
昨今子育てに関する情報って溢れ捲っててアレですよね(どれ)
とりあえず何したらいい? もう情報迷子になるのは嫌だ
……と思った方、そして思わなかった方(つまり全員)に今回の記事を読んで欲しい!!
「効率よく我が子の脳を育てたい」
そんな欲張りでせっかちなあなたへ……さいとうからのプレゼンツ
つべこべ言わずに脳の【ココ】鍛えYO!!
・〇〇を鍛えると賢くなる理由
・前頭葉を発達させる方法8つ
・脳を「1階から作る」具体的な順番
・〇〇で前頭葉が低下する
やっぱり前頭葉
様々な能力全般的に効果をもたらしたいならここを鍛えるのが一番効率が良い。
と言われている場所をご存じでしょうか?
結論から言うと……
人間の最も高度な機能をコントロールしている部位であります。
感情の調整・自己抑制
コミュニケーション・集中
(突然の宮沢賢治)
★後頭葉→側頭葉→頭頂葉→前頭葉
なので、前頭葉は最後の位置。
前頭葉の発達のピークは10代なので、5歳の我が息子はまだまだということですね。
早期教育ヨロシクで、ただ単に知識を詰め込むよりも
前頭葉を鍛えるほうが知能指数UPに繋がる
また前頭葉の実行機能であるワーキングメモリが高いと
・頭の回転が速い(俗に言う地頭)
・感情が落ち着いている
などの特徴があります。
前頭葉を発達させる方法
この人間にだけ与えられた知的機能。
前頭葉および、前頭前皮質はどうしたら発達するのか?
具体的な方法をご紹介します。
※毎度のことですが、適当にネットから集めた情報ではなく、
色んな文献を読み、反対意見も吟味しつつまとめた情報なので
門外不出でお願いします。
思い出話をする
楽しいことを思い出したり
楽しい想像をすることで、脳の特定の領域が大きくなり、活性化する可能性がある
偶然乗ったエレベーターでプライベートの吉沢亮と乗り合わせ、
なぜかエレベーターが緊急停止。丸一日二人っきりで閉じ込められる……
という妄想でもいのかな???(なおこの時の私の顔面は池田エライザとする)
もしくは生き別れた本当の両親(石油王)が現れてひょんなことから莫大な遺産を
手に入れてしまう……
なんてのでもいいのカナ!?
(知能低すぎる)
また、
爆笑する・爆笑させる
これも前頭葉を活性化させるので笑いの沸点低い人チャンスです!!(微妙に失礼)
結果これらはワーキングメモリの増強にも繋がる
よ~~し!
お笑いライブ行こ!!!(単細胞)
デュアルタスク
デュアルタスクって聞いたことありますか?
認知症予防などにも使われるトレーニングなんですが、
これも前頭葉を活性化させるので我が子はもちろん、自分でもやっていきたいなと思ったのでご紹介します。
トレーニングと言ってもめっちゃ簡単だから安心して下さい。
ヨガマットとか買わなくていい。
要は
知的運動と運動を同時に行うこと
例えば……
話す(知的運動)+歩く(運動)
英単語(知的運動)+掃除(運動)
俳句(知的運動)+腹筋(運動)
献立考える(知的運動)+シャンプー(運動)
無限に出てくる。
ぜひあなただけの組み合わせ考えてみて下さい~!
具体的にどういう仕組みかと言うと、
2つの作業を同時に行ない脳を混乱させると、
脳は混乱を整理しようと働きます。
混乱を整理しようという働きが脳の活性化につながり、ワーキングメモリを強化する!
ちなみにさぁ、私これ知ってから
エクササイズ(運動)しながらインスタの構成考えて(知的運動)たんよ。
全然集中できん。
脚を上げ下げするだけの単純運動なのにも関わらず
もう足の動きに思考全部持ってかれちゃって←
結構慣れないと難しいかも。アセアセ
でも前頭葉活性化させるために頑張ります。
我が子の受験期にはぜひこの勉強スタイルを取り入れよう
前頭葉のピークは10代なので、ちょうどテスト勉強やら中学受験やらと
被る時期ですよね。
さらに短期記憶も鍛えられ、暗記問題にも役立つようになってくるのです。
さいとう家のデュアルタスク
特にこれを意識していたわけではないのですが、
普段家族でお出かけする時や
歩いてスーパーに行くときには
●歩きながら車の名前言っていく
などをしています。
「プリキュアの名前」
「アンパンマンのキャラクター」
などなんでもよいので、
歩きながら「何かを思い出す」という脳内作業を
ぜひお子さんと一緒にやってみて下さい。
普段スマホばっかり見てて脳疲労がたまっている
自分の脳にも効きます…!!
また、
ボルダリングや山の中を走るトレイルラン
などもワーキングメモリを活性化させるのでおすすめです。
ボルダリングもトレイルランも、足場の悪い環境で
「次足をどこに出すか」
常に考えながら運動しないといけませんよね。
強制的に知的運動+運動の構成になっているわけです。
神経衰弱
何気ないトランプゲームも前頭葉を鍛えるのに効果的!
私子供のころ神経衰弱大好きだったんですけど
決して強くはなかった悲しい思い出。
神経衰弱の何が良いかと言うと
あのカードはどこだっけ?
と、やはり「思い出す」という脳内作業が記憶力の強化に繋がる!
逆に言うと神経衰弱が強い子はワーキングメモリーが高いということです。
トランプカードじゃなくても
年齢に合わせてこんな感じで手作りの神経衰弱カードも作れます!
これ実際息子が1~2歳の時に作ったやつです♪
印刷して厚紙に貼るだけの簡単なお仕事
叱られる
意外に思った方もいるかもしれませんが
しかるべき場所で落ち着いてしっかり叱られる
ことでも前頭葉は発達するそうです。
褒められた場合、言葉を聞くことに関係する部位は活発に活動しますが、
前頭前野は休んでしまいます。
昨今、怒らない育児ブームですが、時にはきちんと叱ることも必要。
我が子の為になるということですね。
これから叱ったあとは……
「はぁ~~叱ってばっかり……」
ではなく、
「今日も我が子の前頭葉を活性化させたゾッ!」
くらいのテンションでいこう。
そして明日も明るく元気にガンバロウ。
で、こういうこと書くと
虐待はどうなんですか!?
怒鳴るのも脳に良いんですか!?!?!?
というコメントがつくのですが
いいわけないだろッッ!
ゼロか100かっっ!!
常識の範囲内!!!!!
これについても後ほど!
非日常体験も前頭葉を刺激する
これはもう私普段から口を酸っぱくして言ってます。
日常に少しの非日常を!!!
前頭葉が刺激されるので
ぜひ小さな非日常を意識してみて下さい。
この記事に詳しく!
自分で工夫させる
これは知育ママなら誰でもされているとは思うのですが、
やはり「考える」これに尽きる。
何でも親がやってあげる、便利なものを与えすぎる。
これはやはりよくないんですね。
脳科学的にタブレット学習を取り入れない理由
これ私がタブレット学習を取り入れない理由
のひとつでして。
タブレット学習って「楽しく取り組める」以外に
すぐに答えが分かる・効率的に理解できる
も人気のひとつだと思うんですけど
すぐに答えが分かる必要も、
効率的に勉強する必要もないんですね。
(幼児のうちは)
正直私にとってはそれこそがデメリットかなと。
タッチするだけで答えが選べる、
そういう操作も含めてあまりにも簡単すぎる。
先日息子が
6と6で何になる?
と聞いてきました。
※「6+6はなに?」という意味
最近自然と足し算の概念を覚えてきて
考えてみいや~
と言うと
謎の計算式書き出した
独自の方法で「12」という答えにたどり着いたんですが、
それがなんかすごく面白くて。
小学校行ったら否が応でも
「正しいやり方」を教えられるじゃないですか。
それはそれでいいんですけど、
正しいやり方が身に付く前に、自分で考えて試行錯誤していくって
就学前の今だけの特権だなって。
遠回りこそ学習!
というわけで、子どもから
これってどうしたらいい?
と聞かれた時には
え~?分かんな~い。
とすっとぼける技術も必要!
※あんまりやるとバカだと思われるのでご注意。
雑音がある場所で学習する
宿題や勉強は、カフェやリビングなど
適度に雑音がある場所でするほうが効果がある……
とはよく言われていますよね。
東大生のほとんどはリビング学習という話も!
雑音を無視し、目の前のことに集中する力をつけることが
前頭葉を刺激し発達させることが分かっています。
私もPC集中したい時はあえてテレビつけたり
YouTubeで雨音BGMかけたりしてる
大体作業するのって子どもが寝静まった深夜なので、
雑音がないんですよね。
YouTubeおすすめです。
栄養・睡眠・正しい生活リズム
これを忘れちゃいかんです。
脳も神経系もホルモンも、私達が食べたものを材料に作られています。
ブロッコリー・ほうれん草・トマト・アボガド
炭水化物や糖質に偏りすぎないよう注意!
そしてなにより大事なこと!
「おいしいものを食べる」
「おいしい」ものを食べると、快感や満足感、至福感をもたらしますが、
それ以外にも、食べたことで脳幹のなかの腹側被蓋野と呼ばれる神経細胞が集まっているところが刺激されます。
別に覚えなくてもいいです
刺激を受けた神経細胞は末端で、神経伝達物質のドーパミンを分泌します。
このドーパミンの分泌は、腹側被蓋野から神経細胞でつながっている前頭葉に達し、
前頭葉の働きを高めてくれます。
そして、前頭前野にあるワーキングメモリーや側座核の働きをよくするのです。
なのでいくら栄養があるからと言って
美味しくないと思うものを食べさせるのはよくない。
多少は仕方ないですが(うちも野菜無理矢理食べさせるときある)
基本は美味しく楽しく。
とはいえ発達の順番は守ろう
脳には発達段階があるので、
まずは後頭葉→側頭葉→頂頭葉とステップを踏んでいきましょう!
ビルを建てる時、最上階から作り始める人はいませんね。
1階から順番に作る!脳もそれと同じこと!
前頭前野をより発達させたかったら
まずは後頭葉から順番に発達させていく必要があります。
土台作り大事!!
【部位別】脳を順番に発達させる
後頭葉(0~4歳)
●トリックアート
●お絵描きで脳内イメージを表現したり、模写をする
●間違い探しや神経衰弱
●迷路
●輪投げ
側頭葉
言語・記憶・聴覚に関わる重要な部分!
側頭葉で聴いた音はそのまま次の頭頂葉に送られます。
頭頂葉→どこで音が鳴っているかを判別
●音楽や童謡を聴く
●神経衰弱
●会話する
番外編:30代以降の男がオヤジギャグを言うのは側頭葉の発達のせい
今やっとその謎が解けましたね。
「布団」に似た言葉を全力で探すのです。
どこにエネルギー使っとんねん
ポンポンおやじギャグが出てきてしまう……
頭頂葉(3~5歳)
「空間把握」や「知覚」を担っている脳の器官で、
空間認識能力や方向感覚にも直結してきます。
が、それ以外にも身体の様々な器官の感覚や認知、統合にかなり複雑に関係しているので
絶対鍛えておきたいですね。
★頭頂葉を鍛える方法
●パズル
●サッカー・バスケ・テニスなどの球技
●間違い探し
●積み木・プラモデル・立体パズル・パズル
●ジャグリング・暗算・そろばん
あと簡単なもので言えば、ゴミ箱にゴミを投げ入れる
なんていう行動も頭頂葉を鍛えるのにおすすめです。
ズボラ大勝利
これら全てを台無しにするアレ
ズバリ!!
前頭葉の働きを低下させる
ひゃ~~~(棒)
対人コミュニケーション場面での脳活動計測を行ったところ、
実際に誰かの顔をみて話をすると前頭前野は大いに働くが、
テレビ会議システムを使って話をさせても、前頭前野は働いてくれないのだ。また、文章を書くときの脳活動計測では、
手書きで手紙を書くと前頭前野はたくさん働くのに、
パソコンや携帯電話で手紙を書かせても前頭前野はまったく働かないという結果引用:川島 隆太 東北大学加齢医学研究所 所長
これについてはこちらの過去記事で詳しく!
そういう意味でもタブレット学習はまだまだ先にしようと思ってます
ちなみに教育大国スウェーデンでは今後タブレット学習を辞め、
紙と鉛筆のスタイルに戻すそうです。
虐待も前頭葉を低下させる
もう分かりきっているかと思いますが、
虐待も子供の前頭葉の活動を低下させます。
具体的に…
特に10代で受けた虐待は前頭前野(前頭葉)の委縮を引き起こし、
さらにネグレクトなどよりも、
身体的暴行を受けた場合のほうが、前頭前野が委縮するそうです。
これは暴行を受けている間は思考停止する必要があるので
前頭前野の活動を脳が強制的に停止するんですね。
自分を守る術です。
「虐待は連鎖する」とよく言いますが、
おそらく幼少期の辛い経験により前頭前野の発達が
正常に行われていないことが
原因のひとつなんだろうなと思います。
そのことで脳がイラつきや怒りをコントロールできず、
感情のままに暴力をふるってしてしまう。
そして他者の痛みに共感する力が著しく低い。
自己中心的なので保身に走る……。
ただ!
近年の研究で分かったことですが
脳には可塑性というものがあるので、
※可塑性=衝撃を受けても元に戻る力
虐待によって活動停止した脳は、しかるべき治療を受ければもとに戻るそうです。
しかるべき治療というのはプロによるカウンセリングなどになりますが、
何よりまずは安心できる安全な環境。
私にできることは何もないけど、せめて施設に寄本することだけは続けたい
まとめ
いかがでしたか?
よく「前頭葉が大事」と言われるのは
聞いたことがあると思うのですが、
今回はその総まとめ編ということで。
ただ、脳は奥が深い……。
今回は脳の中でもメインである「大脳」についてまとめましたが、
まだまだこんなもんじゃないので←
別の機会にまとめようと思います。
今後脳と関連して取り扱いたいテーマとしては
・子供のネガティブ脳
・ヤンキー脳
・小脳の機能と育て方
・過干渉
などなど。
今回まとめた前頭葉の発達ピークするのは10代なので、
乳幼児を子育て中の我々にはちょっと早い内容かもです、が
子どもって一瞬で大きくなるしね!
気付いたら思春期突入しとる
こんな話もあります。
前頭前皮質と記憶の関係
1848年にアメリカで鉄道関連の現場で大爆発が起こり
当時現場で働いていたゲージという青年の頭蓋骨に鉄骨が突き刺さりました。
左前頭葉の大部分を破損するという大事故
だったにも関わらず生還したのですが(ゲージすご)
それまで周囲から慕われていたゲージの性格が事故後は
攻撃的で自己中心に変わり、周囲の人たちも
「あれはゲージではない」
というようなことを口にしていたと。
脳の損傷が人格をも変えてしまうという初めての症例だったようです。
前頭葉恐るべし
★本日のまとめ★
後頭葉→側頭葉→頭頂葉→前頭葉
まずこれらを発達させる必要がある。
「思い出話をする」
「爆笑する」
「デュアルタスク」
「神経衰弱」
「叱られる」
「非日常体験」
「自分で工夫させる」
「雑音で学習する」
「栄養・睡眠・正しい生活リズム」
参考文献
・前頭前野とワーキングメモリ
苧 阪 直 行*
・前頭葉の働きと発達:思春期に親のできること
・前頭葉の発達ピークは10代! 脳科学的に子どもの「ならいごと」を検証
・「脳科学の真実 前頭前野の活性化で子どもが伸びる」(川島隆太 氏 / 東北大学 加齢医学研究所 教授)
・脳科学メディア 脳の基本構造ー各部位の名称と機能についてー
・スマホが脳の発達に与える無視できない影響
脳トレの川島教授が2つの実験結果から分析
・「脳力を効果的にアップする食べ方」があった!
・40代からの脳力の磨き方
コメント