大人は大好き!くすみカラー!
でも…乳幼児の色彩感覚にはどう影響する?
みんな~~~!
忘れ物はしても
笑顔だけは忘れるな~~~!!
というね、はい、ウザい感じで始まりましたけれども。
どうも。寝室の片づけが永遠に終わらなくて表情筋死んでるさいとうです
今回は、
「子どもの色彩感覚」
について気になったのでまとめてみました。
子どもというか、ここでは3歳までの幼児ですね。
特に最近流行の「くすみカラー」の影響についても考察してみました。
大人は大好きなんですが、子どもにとってはどうなのか?
最近のスリコってくすみカラーに媚びすぎじゃね?
っていう感じでね、はい、進めていきますので(雑)
スリコ関係者がこの記事を読んでいないことを祈ります。
6歳くらいの幼児の平均的な視野は
左右(水平)で90度程度
上下(垂直)で70度程度
一方、大人は
水平で150度、
垂直で120度
なかなか周囲に気を配る事もできないんです。
それはごく当たり前のこと!!
赤ちゃんはそもそも共感覚である
『共感覚』
ってご存じ?
などがあります。
私は凡人オブ凡人なのでこの感覚全然分かりません。
もしかしたらフォロワーさんの中にもいるかな?
大体、3歳くらいまでは誰しもこの能力を持っているのですが
大人になってもこの感覚がある人は芸術的才能があると言われている!
有名なところでいうと、
宮沢賢治や……
レオナルド・ダ・ヴィンチも、
この能力を持っていたそうです。
赤ちゃんがこの能力を持っているのは単純に脳の回路がはっきり分かれていないからで、
赤ちゃんの色彩感覚
はい、いよいよ本題ですが、
赤ちゃんはまず一番最初に
『明度』が発達する!
※色の明るさ・暗さの度合いのことです。
明度が最も高い色は白で、最も低い色が黒です。
ヒトが生まれて最も早く認識できる色は……
ずばり赤色!!
闘牛みたいなもんか……。
(そうじゃない)
赤に次いで、黄色や緑などはっきりした原色の色が見えていき、
生後三か月ごろから色を区別できるようになってきます。
確かに、息子も3か月くらいから「もいもい」めっちゃ食いついてた
↑これです
「赤ちゃんが泣き止む絵本」
って言われて半信半疑で買ったんだけど、
本当に泣き止んだからお出かけの時は絶対カバンに忍ばせてた。
赤ちゃんが好むのはどんな色?
ずばり!!
明度の高い明るい色
黒や白も早い段階で認識はするのですが、決して好きなわけではないそうです。
赤ちゃんに聞いたんか……?(そこ突っ込むな)
ただ赤ちゃんが一番早く認識するのに赤色を挙げましたが、
赤自体に魅力があるというわけではなく、
・他の色よりも刺激が強く
・他の色よりも長波長であり進出色なので
単純に「近くに感じられる」というのが理由のよう。
また、
寒色系よりも暖色系が好まれるそうです。
そう思ったらやっぱアンパンマンってすごいよね。
ちゃんと赤だもん。まぁ息子は全然好きじゃなかったけど。(言うな)
乳幼児の色彩実験と気質
今回読んだ文献で、
これまで色彩感覚は生まれながらに持っているもの
と考えられてきましたが、
なんとそうではなかったんですね!!
「乳幼児期の視覚体験によって獲得される」
ことが明らかになりました。
独立行政法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」)の実験では、
生まれて間もないサルを1年間、単色光照明だけで飼育した後に、
サルの色彩感覚を詳しく調査したところ
乳幼児期にバグった色彩感覚は大人になっても直らない
ことが明らかに。
サル可哀想なんだが。
この事実は、乳幼児期の視覚体験が、色彩感覚の発達に決定的な影響を与えることを示している。
ということが伺えますね。
どうすればいいのか?
結論・普通に育ててれば大丈夫。
何も恐れることはない……
真っ白な部屋に閉じ込めておくとか、
そんな極端な環境でもない限り、世の中には常にいろんな色が溢れているので
特別「何かしなくては!」と焦る必要はないのかなと思います。
こういう実験結果を引っ張り出してきて不安を煽り、
高価な教材やらおもちゃを買わせようとする手法には……
騙されないぜ!!
ただ、
「普通ではなく、飛びぬけて色彩感覚を発達させたい!!」
という方も中にはおられると思います。
そういう方には絵の具遊びがおすすめ。
絵の具は、クレヨンや色鉛筆より色が混ざって変わっていく様子が顕著に分かるので
色彩感覚が身に付きやすいなと。
ただ先ほど、
赤ちゃんが一番初めに認識するのは赤。
と書きましたが、
実は青も同じくらい早く認識し、そこに優位な差は見られなかったとのこと。
ここからがポイント
どうやら実験(参考文献1)によると、9ヵ月頃から色に対する好みが出てくるよう。
そして、そこには生まれ持った気質も関係してきて
あくまで傾向です。実験数も30人と少ないのではっきりとは言えませんが、面白いよね
くすみカラーにはどんな影響があるのか
さて……と。
この記事の本題です。
巷では人気のくすみカラーですが、一方でこんな声も聞かれます。
幼い子どもに、
分かりにくい「くすみカラー」は良くないのでは?
確かに、生まれて間もない視力の弱い赤ちゃんに
くすみカラーのものを与えても刺激に乏しかったり、
幼い子どもにとって「赤」や「黄色」とはっきり色と色名が一致するもののほうが
早くストレスなく色の名前を覚えられるので、そういう意味では
原色のほうが良いのかなと思います。
ただ、仮にインテリアをくすみカラーで揃えていようが、
くすみカラーのおもちゃを与えようが、
先ほども書いたように世の中にはいろんな色が溢れています。
そこまで神経質にアンチくすみ化する必要はないのかなと。
まぁでも、せっかく色彩感覚が育つ時期なので、私だったら幼い子どものおもちゃは原色のものを買います。
原色ばかりで揃えるからいいというわけでもない
全て原色だと、特に視覚優位の子は
・集中力が保てない
といったデメリットもあるので、それはそれで良くないですよね。
確かに原色ものって目がチカチカするというか、
視界がうるさい
なのでくすみカラーが好きなママは存分にくすみカラーを楽しむが良し。(誰)
インテリアなどママの好み優先のものはくすみカラー、
赤ちゃんに特に興味を盛って欲しいおもちゃなんかは(例えばメリーとか)は原色
など分けるのもいいのかなと。
↑これめっちゃお世話になった
そして興味を持って欲しくないもの(危険なものや、食事中に遊んで欲しくない食器類)は
あえてくすませるのも手だなと。
それでも効率よく色彩感覚を育てたい!
もう絵本でしょ。(確信)
絵本一択でしょ。
というわけで、
【色彩感覚をメキメキ伸ばす絵本】集めました!
特に色彩感覚が育つ、0~3歳までのお子さんを育てている方は参考にしてみて下さい!
※もちろんそれ以降のお子様も
まとめ
いかがでしたか?
普通に育ててたら色彩感覚は正常に育つので、
「この臨界期に何かせねば……!」ということはないのかな
というのが個人的な意見です。
ただ美しい色彩の絵本は今後も積極的に見せていきたいですね。
あと自然体験!
自然の中には色が溢れていて、ありがたいことに日本には四季があるので
季節ごとの景色を見せ、
「桜の花が綺麗なピンクだね」
とか言うだけでも十分効果は高いと思います。
・普通に育てていれば大丈夫
・プラスα
「絵の具遊び」「絵本」「自然体験」
これらをやればOK!
じゃ、明日も寝室の片づけあるんで(OYASUMI)
・乳幼児期の視覚体験がその後の色彩感覚に決定的な影響を与える(総産研)
・乳児期における色彩選好と気質の関連(内山伊知郎)
コメント