IQにも直結!「空間認知能力」男の子が女の子よりも優れている理由
皆様こんばんは。
5月病大丈夫でしょうか。
私は今、ベビー公文の退会理由をどうしようかという気持ちでいっぱいです。
実家に帰ってたので全然ブログ更新していなかったにも関わらず
沢山の方にアクセスして頂いていたようで嬉しい限りです!
ご新規様も常連さんもゆるい気持ちで読んでくれたらありがたいです。
ごゆるりと・・・
みなさんは、
「男の子は女の子よりも空間認知能力が高い」
なんて言葉を聞いたことがありませんか?
以前レビューした「女の子の学力の伸ばし方」にも
こう書いていました。
左脳が早く発達する女の子は国語が得意な一方、
空間認識能力を司る右脳は男の子ほど使えない
その時の記事はこちら!
へーそうなんだー
と、思ったのと同時に思いましたね。
空間認識能力ってなんや。
バトル漫画に出てきがちなインテリクールキャラ(敵)が使う必殺技みたいでかっこいい
くらえ・・・空間認識能力!!
…っ! 空間認識能力を使いすぎたようだ…(もうええて)
(フリー素材優秀過ぎる)
この記事ではこんな事が分かります。
●空間認識能力を高める4つのメリット
●空間認知能力の鍛え方4選
●空間認識能力を高めるおもちゃ紹介!(別記事)
●なぜ女の子よりも男の子のほうが高いのか?
そもそも空間認識能力とは?
【はじめに】
※空間認知能力や空間的視点取得能力など
異なる言い方がありますが
分かりやすいよう以後全て空間認識能力で統一します。
空間認識能力ってなに?
基本的には
狙った場所にボールを当てる事や、飛んでくるボールをつかむこと、
自分と対象(相手)との距離を正確に測る事ができる能力。
ほう。
バトミントンの授業で何度やってもラケットに羽を当てられず
気まずい空気が流れるという経験みんなもあったよね?
ねっ?(圧)
なのでもし、我が子をサッカーやバスケなど
スポーツの世界で活躍してほしい!
と、思うなら空間認知能力を高めることは必須のよう。
また、
顔回転課題というものを用いた実験によれば、
空間認知能力の取得は3歳中ごろから
11~13歳頃までには大体が完成するようです。
遺伝要素の強い空間認識能力ですが、環境で高める事も可能ではあるそうなので
4歳~11歳頃までが勝負!
空間認識能力が高いことのメリット
別にスポーツ選手目指してねーし!
って方にも知っておいて欲しい。
空間認識能力を高めるメリット
2 車の運転が得意で事故を起こしにくい(相手との距離が掴める為)
3 物づくりや絵が上手く、頭の中で想像したものを正確に再現できる
4 数学が得意
ざっくり以上のメリットがあるそうです。
ネット上では他にも色々ありましたが、色々精査した結果、
矛盾がなくエビデンスがあったものだけを抜粋しました。
ここでは3と4について解説していきます
メリット●絵が上手くなる
視覚的リアリズム
という言葉があります。
空間認識能力を取得する前の年齢である幼児(3,4歳頃まで)のお絵描きは
「対象を見える通りに描く(視覚的リアリズム)」よりも
「知っている情報で書く(知的リアリズム)」という特徴がある。
つまり・・・
例えばお絵描きの時間、
マグカップの絵を描きましょー!
という課題を出した際、
このようにマグカップの取っ手部分をわざと後ろにし、
幼児から見えないように置いても
ほとんどの幼児が取っ手を書き足す
(もちろん中にはその通り書く子もいる)
つまりこういうことです。
マウスだから。
マウスでささっと書いただけだから。
ほんとはもっと上手いから。(念押し)
つまり幼児は「見えているものを正確に描く」という能力がまだ取得されていないから
このような事になるんですね。
空間認識能力が高い人は、見ているものを正確に捉える能力が高いので、
絵も正確に書ける人が多いようです。
ただ、絵の上手さって空間認識能力だけで測れるものではもちろんないので
そういう傾向にある、というくらいに留めておいて頂ければ!
個人的には、正確に描かれた絵よりも、個性あふれる、描いた人の頭の中を覗き見れるような絵が好きです。
ちなみに・・・
知的リアリズムから視覚的リアリズムに移行するのは大体7~8歳くらいみたいです。
今後スーパーに貼ってある子供達が書いた母の日の絵とか見たら
「これは視覚的リアリズムだな~」とか考えそう。
メリット●数学が得意
一番知りたかったのこれですよね奥さん。
たとえば展開図を見た時に、脳内で3D再生できるのがこの能力が高い人の特徴!
但し、数学でも計算問題は関係ありません。
あくまで展開図や立体・図形問題に強いということのようです。
さらに
「学業が飛びぬけてできる子」の中でも、
空間認識能力に秀でた子たちが、実際の社会に出てから優れた成果をあげていると言われています。引用:天才をどう育てるか:45年間の超賢い子どもの研究からのレッスン(How to raise a genius: lessons from a 45-year study of super-smart children)
つまり、同じ勉強ができるカテゴリにいる子達の中でも、
空間認識能力の高い子は実社会で通用する賢さを持っているということですね。
確かに、現実には「勉強しか」できず、社会に出たら仕事ができないという大人も少なからずいる
空間認識能力を鍛える方法
空間認識能力を発揮するには、視覚と聴覚、さらに右脳の連携が必要
順番に紹介していきます
やっぱり強い外遊び!!
効果が高いようです。
これ空間認識能力に限らずなのですが、やはりどの能力を伸ばすにも
3次元空間を自由に動き回るのが一番だなとしみじみ思います。
☆自然遊びについて書いた記事はこちら!
現代の子どもたちの遊びは室内でのテレビゲームなど平面的なものが中心となっていて、
空間を強く意識する機会が減っているそうです。
その為、立体的な遊びが必要!
・けん玉
・あやとり
・折り紙
など昔ながらの遊びが効果があるようです。
そういえばこの前、公園で会ったおじさんが「ボケ防止の為に折り紙をやっている」と言って、素敵な鶴を息子にくれました
空間認識能力の元となっているテストステロンは、
減少すると認知機能を損なわせるようなのでそういうところにも繋がっているのだな。
また、空間認識能力を高めるおもちゃが
昨今では注目されてますよね。
これについてはひとつひとつ紹介していたらまた長くなるので
別記事で改めてまとめました。
知育玩具何買ったらいいか迷ってる方は是非参考にしてみてください
これもよく言われていますよね。
人に何かを取ってもらう時など、
そこにあるやつ取って~。いやちゃう、それじゃなくてそっち。
そうそう…いやちゃうって!そこ!もうええわ!自分で取るわ!!
ってなる方もいらっしゃると思うのですが(お前だけや)
子供に言う時は特に気を付けて、
上下左右を意識したり、
大きい、小さい、遠い、近い、など
空間を意識した声掛けを日頃からやるといいそうです。
空間認識が更に高まるのだとか。
なぜ男の子(男性)のほうが高いのか?
これですよね。
ちゃんと科学的理由があります。
米国イリノイ大学のJustin Rhodes博士の研究によると、
男(オス)には
テストステロンというホルモンが多くあり、その副産物として空間認知能力が高い
らしいのです。
「男性」ではなく、哺乳類などのオス全般というのだから驚き。
女性にこのテストステロンを投与した結果、空間ナビゲーション力が上がったのだとか。
もちろん!!
女の子であっても空間認識能力を伸ばすことは十分に可能だそう。
トレーニング次第では男の子よりも高くなる事が証明されているので、
女の子ママの皆様ご安心下さい。
まとめ
「空間認識能力」
という言葉はかじっていたのですが、
ちゃんと自分で調べたことがなかったので今回いくつかの文献を読んで私なりに理解できたことをシェアしてみました!
ただ、空間認識能力はそれ自体の能力ではなく、
いくつかの要因が合わさってできているもののようです。
遺伝要素が強く、空間認識能力が高い人はIQも高い、と言われているそうです。
世間で言われているより空間認識能力を高めることはもしかしたら難しいのかもしれませんが、
数々の実験や調査で能力向上の結果が出ているのも確かです。
日々の遊びの中でワンチャン上がればいいか
という気持ちで取り組むのが良いのかなと思います。
次の記事では、
空間認識能力を高めるおすすめおもちゃ
をご紹介しますので、興味のある方は是非チェックして下さい!
じゃあの!!
参考文献
・幼児における空間の切り取りと他の認知能力との関係
・3歳児に空間的視点取得は可能か?-顔回転課題による測定の試み
・数学教育における空間的思考の水準に関する研究
・天才をどう育てるか:45年間の超賢い子どもの研究からのレッスン(How to raise a genius: lessons from a 45-year study of super-smart children)
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