全ての親必見!学習意欲に繋がる内発的動機付けはこうして育てる

幼児のうちから意識を。子供の学習意欲を高める土台作りに効果あり。その方法を具体的に!

 

前回の記事で、

6歳までに内発的動機付けを育むことがその後の学習意欲を高めることに繋がる

 

という記事を書きました!

それと同時に、外発的動機付け(報酬)に頼りすぎてしまうと

もともと持っているはずの内発的動機付けを損なわせるということにも触れましが、

今回は

「内発的動機付け」と「外発的動機付け」
を上手く利用したやる気の出し方について!

 

今はまだ幼児のお子さんも、小学生以上のお子さんも
いずれ必ず役に立つ情報かと思いますので

是非最後まで読んで見て下さい♪

 

ないは……? ないは……つt……? え?なに?

って方は是非前回の記事を!!

☆内発的動機付けと外発的動機付けについてはこちら

404 NOT FOUND | 明日なにして遊ぼかな

 

 

今回の記事ではこのような事が分かります!

●子供の内発的動機付けを伸ばす環境
●外発的動機付けから内発的動機付けに変わる事は十分ある
●使いこなせば最強「エンハンシング効果」とは
●バレエ男子の実例
●スタンフォード大生がやっているモチベアップの方法

 

子どもの内発的動機付けを伸ばす環境

まず軽く、内発的動機付けについておさらい!

●子供の持つ知的好奇心と向上心
「自分はやればできる」「もっと知りたい」という感情
これを伸ばすべきだ、というのは有名な著書

「私たちは子どもに何ができるのか」

にも書かれています。

 

調べたところどうやら

●子供をとりまく環境によって内発的動機付けは育つ
ようです。
それにはまず、
親や周りの友達・先生が褒めたり励ましたりしてくれるという環境が重要特に、年齢が低いほど教員からの「褒め」は子どもの学習意欲を高めることに効果的!
さいとう
さいとう

確かに幼少期先生から褒められた事って今でもめっちゃ覚えてるし
何ならその時の嬉しさ&照れくささまで脳内再生可能。

ただし、褒めすぎ・褒め方には注意です。

さいとう
さいとう

なぬ

 

褒めすぎると、自分の興味関心や好奇心に基づいて促されていた内発的動

機づけが、
褒められることを目的とした外発的動機づけに変容してしまうことなどが考えられるます

 

さいとう
さいとう

すごくめんどくさい(シンプルに)

 

どうやら、

「(もっと)努力したい!!」

という気持ちにさせるような褒め方が良いようです。

 

それについては以前調べた「褒め方」の内容が結構その通りだなと思うので
是非読んで見て下さい!

子どもを伸ばす褒め方についてはこちら!

404 NOT FOUND | 明日なにして遊ぼかな

 

 

幼児のうちに内発的動機付けを高めるメリット

「お金・ご褒美などの物質的報酬は良くない」

と書きましたが、

物的報酬は、

(報酬を餌に)やらされている!自分で選んだことじゃない!

という認知を発生させるので内発的動機付けが低下します。

ただし例外があります

それは……

もともと内発的動機が高い子どもに対して、物質的報酬が与えられても

これは僕の努力の証!!(どんっ)

と、物質報酬を自分の能力に対する報酬ととらえ、内発的動機づけが高まるらしいのです。

さいとう
さいとう

つまり幼児期に内発的動機付けを高めることで、最強のメンタルポジティブキッズに近づけるということか

 

ここからが本題!外発的動機付けを利用する方法

 

外から動機づけられるよりも自分で自分を動機づけるほうが、
創造性、責任感、健康な行動、変化の持続性といった点で優れていたのである

エドワード・L・デシ

 

とはいえ、

勉強や授業などそれ自体を心から楽しんで取り組んでいる子供って稀ですよね。

そもそもあなたはそういう子供でしたか?

違いますよね??(違うと言って)

 

さいとう
さいとう

授業と勉強の苦痛さは異常

 

そうした場合は逆に「外発的動機付け」が重要になってくると、

先ほどご紹介した著書「私たちは子どもに何ができるのか」の中でも触れられていました。

例えば、

・この大学に受かる為に勉強する

・テストで良い点を取って自慢するために勉強する

これらのモチベーションも、外発的動機付けに当たります。

 

使いこなせば最強「エンハンシング効果」

★エンハンシング効果とは?

外発的動機付けがきっかけで内発的動機付けが高まり、モチベーションが上がる効果のこと

ただし物質的な報酬は、短期的にモチベーションを上げる効果もあるが、
同時に内発的動機付けを低下させる働きもするのであまりおすすめできないよう。

 

さいとう
さいとう

ではどうしろと

先ほども書いたように、才能や能力ではなく、行動を褒めることで自信につながり、

自らモチベーションを上げて行動していくようになるとのことです。

 

例えば、給与などの報酬を与えればお金をもらうことが目的になり、

今年ボーナス出ないしやる気起きね~

という状況に陥りがちですが、

夫
何らかの社長

いつも頑張ってるね。我が社の誇りだよ(肩ポン)

 

と、言語報酬(評価や称賛)が目的になると、目標を達成するために内発的に自ら力を出せるようになります。

 

言語報酬は情報的側面が強く 個人の有能感を高めるため 内発的動機づけを高めます。

また、そのあと仮に言語報酬がなくなっても、一度身に付いた有能感は損なわれることがなく

僕は有能!(キラキラ)

という高いパフォーマンスを維持することができる!

 

単純に内発的動機付けがよくて、外発的動機付けが悪い、というわけではないのです

「この高校に行きたいから勉強を頑張る」

「好きな人がいるから綺麗になるよう努力する」

これも外発的動機付け!

さいとう
さいとう

これはこれでむしろアリ

きっかけは外発的動機付けだったとしてもそこから内発的動機付けに発達することもあるので侮れないんです

さいとうは見た。外発的→内発的に変わった成功エピソード

私は3歳からクラシックバレエをずっと習っていたんですが、

そのバレエ教室には、学年が一つ下の男の子がいたんですね。

 

 

彼(以下Mくん)は最初、Mくんのお姉さんが教室に通っていて
弟のMくんにもバレエをさせたいと思ったお母さんが……

もしバレエ習ったら、欲しかったゲーム買ってあげる

 

Mくん
Mくん

習うわ

まんまと入会。

 

完全に外発的動機付けによりバレエを始めたMくんでしたが、

その後、すぐにやめることなくむしろ真面目に練習に取り組み、

メキメキと才能を伸ばし……

数多のコンクールで1位!!

そして現在は、日本の有名な某バレエ団でプリンシパル(最高位)のダンサーとして活躍中です。

 

さいとう
さいとう

確かにMくんはもともと才能があったし努力家だったので、それゆえ先生方や周りからめちゃくちゃちやほやされていた。(あと性格もめっちゃいい)
「みんなが彼の価値を認める環境」も彼の内発的動機付けを後押し、結果高いモチベーションを保てる大きな要因のひとつだったのではないか(勝手に分析)

 

また、東京大学大学院 准教授の方が、外発的動機付けを「テーマに変える」ことが大事だとおっしゃっています。

 

だんだん出来るようになると、「ここまでできているなら、次のステップを目指してやらないか」という新たなテーマがでてきますよね。
「このぐらいできるようになったら、あの高校に行けるんだ」とか「大学を目指せるんだ」というようなテーマも出てきます。

次のステップをテーマ設定してしまえば、お小遣いや競争のような仕掛けは必要なくなるわけです。

そうやって外発的動機付けが徐々に高次元のものとなり、内発的動機付けへステップアップしていくことが可能です。

引用:東京大学大学院 情報学環 准教授 藤本 徹先生

 

あの。なんていうんでしょう……

身も蓋もない事言うんですけど、

そもそも「向き不向き」も絶対大事だと思うんですよね。

いわゆる、自分が勝てる場所でめっちゃ勝つ

という経験。

だって周りからも認められない、自分でも上手くいかない、全く才能がない事って、
なかなか結果が出ないわけですから、そもそも楽しい気持ちにすらならないじゃないですか。

さいとう
さいとう

子どものやる気を引き出そうと手をこまねく前に、
それが本当に向いているかどうか見極めるのも大事

まぁ勉強となると「向き不向き」とか言ってられないんですけど……(トホホ☆)

 

スタンフォード大生がやっている方法

また、YouTubeよりこんな例も見つけました。

 

スタンフォード大学の生徒が勉強前に行う事として、

「Why study○○」(なぜ勉強するのか)

これを自分に問う事でモチベーションを体の中から湧きあがらせていき、

●勉強の効率が上がる

●モチベーションを高く維持できる

という結果に繋がるそうです。

 

モチベーションが上がらない人は自分の中で目的がはっきりしていない

 

 

アメリカの学校で行われる「ご褒美制度」

物質的ご褒美は悪だ!!

みたいなこと前回含めて散々書いたんですが、(そういうつもりはなかったが)
こんなブログ記事を見つけました。

「子どもが頑張ったらご褒美」制度。アメリカでは意外とスタンダード! | ぎゅってWeb
「子どもをご褒美で釣るのは悪い」「ご褒美を与えて勉強させるのは良くない」「お金がご褒美だなんて、なおさら良くない」って聞くけど、それって本当!?アメリカでは意外と当たり前!子どもたちが通う、アメリカの公立学校の事例を紹介します。

アメリカではご褒美制度って割と多いよ~~っていう内容で、
そのご褒美の内容もめちゃくちゃアメリカっぽいな~って感じで面白かったです!

 

私個人的には、「報酬」から「内発的動機付け」に変わっていくパターンも確かにあると思うので
全ての「物質的ご褒美」がダメとは思っていません。

でも物質的報酬を効果のあるものにする為には

幼児期に内発的動機付けを伸ばすことはやはり重要

あまり外発的動機付け(報酬)で何かをさせるということは癖付かせないようにしておこうかなと思っています。

 

あと、トイトレなどにありがちな

トイレでおしっこできたらシール一枚あげる

とかは全然ありだと思います!

そもそもトイレって生理現象なので、きっかけはシールだったとしても

ご褒美ないからトイレで排尿しない(32)

なんて人はいませんし。(やべぇヤツ)
あくまできっかけ作りです。

 

まとめ

いかがでしたか?

幼児期は内発的動機付けを育てることが重要で、

●とにかくやりたい事に没頭させ、

●クリアできるレベルだけど、少し難しい課題をこなす達成感を与え、

●周りと比べたり競争させたりせず、

●強制的に何かをやらせたりはしない。

そしてその後は、内発的動機付けと外発的動機付けのバランスが大切という結果でした!

 

また、外発的動機付けで何かを始めた後は、周囲の大人のフィードバックが大事なので、

努力したから結果が出たんだね

みんなが喜んでくれたら嬉しいよね

など、本人の努力に焦点を当てて褒めてあげることが◎

 

もし今後子供が何か習い事を始める、などという時にも、知識として知っていて損はないかなと思います。

 

 

さいとう
さいとう

とりあえず、内発的動機付けと外発的動機付けって言葉、多分もう一生分書いた(二度とないでしょう……)

 

 

 

 

【参考文献】

・「達成目標理論に関する研究ノート──達成目標概念の変遷及び国内文献レビュー──」

・児童の授業中における内発的動機づけを促す教員の効果的なほめ方の類型

・内発的動機付けと学習意欲の発達

・人を伸ばす力 内発と自立の勧め

・ゲームをやめられない子供にゲームを辞めさせる方法

・「私たちは子どもになにができるのか」

・「世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる」

・「内発的動機づけに及ぼす報酬の効果

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