感性を磨くなら、「良質」と「本物」に触れる!
子どもに、見せたいアートな本6選
今回は、幼児から読めるアートな本をご紹介します!
なかなか小さいうちは美術館や観劇に行けないものかと思います。
子ども向けの美術展なら2度ほど行きましたが、滅多にないですよね
じゃあ大きくなるまで、アートはお預け……
ではない。
なぜアート教育が必要なのか
も交えながらまとめていきたいと思います!
「読書の効果」についてまだ読んでいない方はこちらから!
理系脳を作る子供向けおすすめ本はこちら!
文系脳を育むおすすめ本10選はこちら!
なぜアートが必要なのか?
「情操教育」ってご存じですか?
情操教育とは、感情や情緒を育み、創造的で、個性的な心の働きを豊かにするためとされる教育
引用:Wikipedia
つまり、感性や心を育てる教育です。
※情操教育そのものについてはまた改めてまとめます!
また、最近STEAM教育でもアートの重要性を説いてますよね。
アート、つまり創造性です。
創造性に科学を掛け合わせることで、
ノーベル賞レベルの発明が生まれる
創造性無くして成功なし!!
日本の学校教育ではこの創造性の時間(図工・美術)が軽視されがちです。
なので、家庭で意識する必要があります。
Q.では何歳から始めたらいいの?
A.何歳でも!
今すぐに……!!
今回はアートの中でも「見る芸術」のほうに焦点を当てました!
我が子のアートな感性を磨く本6選
グスタフ・クリムトの世界 女たちの黄金迷宮 / 海野弘 【本】
ありがとうございました。
これが、私がこの本を見た時の第一声でした……
こんな美しい本をこの世に出してくれてありがとうございます。
それを3歳の息子と一緒に愛でれる幸せよ……。
この本は、グスタフ・クリムトという画家の画集なのですが、
私はこのクリムトがめちゃくちゃ好きなんですね。
そしてこの本はクリムトの魅力を最大限に引き出している!!
画集って子供にはまだ早いのでは?
結論・全然早くない!!
我が家にはもう一冊、印象派の画集があるのですが、息子は1歳の頃から自分で持ってきてみてました。
画集は幼児にとって「文章のない絵本」と同じ!
それを大人の価値観で「まだ早い」と取り上げてしまうのはもったいない。
今回は本書の魅力を紹介したすぎて出版社のほうに掲載の許可頂きました
ハイ、まず表紙が光ってる。
これ比喩とかじゃなくて本当に光ってますからね。
美しすぎて家の棚に飾ってるんですが、
えっ、なんか急に眩し……あぁ、クリムトか
ってこと2回くらいあった。(多分外の光が反射した)
子どもって光物すきですよね。
絶対興味持ってくれると思います。
そして中もめっちゃくちゃ美しい。
なんと言ってもこの紙質と印刷技術。
金箔を好むクリムトの技法をこれでもかというほど表しています。
こちらは弟の死後、クリムトが失意の中仕上げた合作です。
こういった背景も知りながら見る習慣は、
のちの美術鑑賞に大いに役立ちます!
精巧すぎて顔認証もバッチリ作動。
ぜひ騙されたと思って、クリムトの世界に親子でどっぷり足を浸かってみて下さい
・タイトル:『グスタフ・クリムトの世界-女たちの黄金迷宮-』
・解説・監修:海野弘
出版社名:パイ インターナショナル
北斎 ポップアップで味わう不思議な世界 [ 葛飾北斎 ]
そしてそんなクリムトが大いに影響を受けたのが、そう
葛飾北斎!!
誰が誰に影響を受けたとか……
画家同士の繋がりも知りながら関連して見るとより楽しい。
これはまさかの葛飾北斎×絵本という異色のコラボレーション。
しかも!!
(楽天ブックスより)
めっちゃ迫力!!!
北斎の絵を立体で表す、その発想力に嫉妬
くみたて (日本傑作絵本シリーズ) [ 田中達也 ]
インスタフォロワー350万人以上のミニチュア写真家・見立て作家 田中達也さんによる
初の書籍化!
こちらの本、たまたま本屋さんで見つけて一目ぼれ!!
日常の中にある何気ない物たちを見立てて全く別のものを作る……
まさにアート。
創造力の塊みたいな本
図書館で借りようと思ったら60番目とかだったので、そっ閉じして楽天へ。
案の定、息子もハマって喜んでました!
フェルメールへの招待 [ 朝日新聞出版 ]
ご存じの通り、フェルメールは世界中で愛されている画家。
日本でもフェルメール展は多く開催されているので、観に行く機会も多いのではないでしょうか。
事前に絵を知っていると、いつか子供と一緒に本物を見に行った時の予習になりますよね。
絵一点一点に丁寧な説明が載っていて、
フェルメールに関する雑学なども知れます。(盗難や贋作の話など)
ぜひ家の中の、いつでも手の届く場所に!
小学館あーとぶっく3・ピカソの絵本 [ 結城 昌子 ]
ピカソの難解さを逆手に取った絵本がこちら!!
愛くるしくないですか?
子ども向けながら、ピカソの絵について要点を抑えて説明されているところもポイント高いです。
これまでご紹介した画集は、一般的な画集ですが、
こちらは完全に子供向けに作られているので、子供が笑うような要素がたくさんあります。
初めは興味がない子でも……
何度も読んでいたら笑えてくる。
シリーズはこちらです。
全部集めたい
美術館ってどんなところ? [ フロランス・デュカトー ]
最後にこちらも!
美術館って、子供には退屈な場所っていうイメージですよね。
私も小さい頃親に連れられて何度か行きましたが退屈でした
しかしこういった絵本で「美術館とは何か」という事を知り、
予備知識として美術館全体の仕組みを理解するともっと身近な場所として感じられるかと。
美術館にまだいけない年齢の子も、または初めて行く予定の子など
実際行く際には更に楽しめると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アートに興味がない
という親御さんはにこそ、是非子供と一緒に観て欲しいと思ってます!
やっぱりまだ未完成の子供の視界に入るもの。その役割って本当に大きいと思うんですよね。
「まだ早い」
ではなく、小さいうちから本物の画家の色使いや光の表現に触れて感性を磨いていけたらなと思います。
冒頭で「アートは何歳からでも」と書きましたが、
やはり子供がデジタルなゲームやスマホなどに夢中になる前の段階で
ある程度芸術を受け止める心が育っていないと退屈に感じてしまうと思います。
なぜならもっと刺激的なものを知ってしまっているから。
子どもの気を惹く良質なアートブックは正直数は少ないですが
また見つけたらブログやインスタでご紹介します!!
コメント