「集団に入れなくても大丈夫!」な理由と、親のNG対応
突然ですがあなたのお子さんは社交的で何事にも積極性が強いでしょうか?
お友達の輪の中に物怖じせず入っていけますか?
初めての遊びや場所にも物おじせず参加できますか?
私は現在2歳半の息子がいるのですが、息子は自我が出てきた頃から場所見知り、人見知りが激しく
今は徐々になくなってきたものの、未だにお友達の輪の中に入るのが苦手です。
基本的に同世代の子とも自分から絡むこともなく、それどころか避ける。
お友達と一緒に何かをやるというよりは自分がやりたいことを黙々とやっているタイプ。
例えば粘土遊びのイベントに参加したとしても、息子だけ嫌がって全身で拒否したり、
プレ幼稚園の親子で水遊びイベントの時も、一人だけ「やりたくない」とごねて別室待機・・・(その後みんなから離れた別室で楽しそうにおもちゃで一人遊んでいた)
加えてかなりの甘えんぼ!!
そんな感じなのでイベントに連れて行っても空振りに終わる事も多かった・・・(むしろほとんど)
一時はそれで悩んだこともありました。
幼稚園に入ってもこのまま誰とも馴染めなかったらどうしよう・・・
私のコミュ障が遺伝してるのかもしれない・・・
そんな事ばかり考えて、
「早くお友達と遊べるようにならないと!」と
焦って公園通いをしていたことも。
最近までずっと心配していました。
そんな時に読んだ本。
「世界基準の幼稚園~リーダーシップは6歳までに作られる~」
こちらの本によると幼児期の「一人遊び好き」や「甘えん坊」って全然悪い事じゃない、
むしろあと伸びする子の特徴でもある! と知り、
めちゃくちゃ励まされた!!
なので同じように我が子の引っ込み思案な性格に悩む保護者の方へシェアしたい!
※社交的なお子様を否定する目的ではなく、引っ込み思案の子に悩まれてる方へ
「全然心配ないよ~」という趣旨の内容です
・甘えん坊の我が子、どう対応するべきか
・一人遊びができる子はあと伸びする、その理由
・我が子が集団の中に入れなくて悩んでる親御さん、朗報です
・心配しすぎな親のNG行動
ということが分かります♪
是非軽い気持ちで読んで見てください。
この記事は「世界基準の幼稚園」を参考にしています。
興味がある方はとても素晴らしい本なのでぜひ手に取って読んで見てください。
「甘えんぼ」は自立するための準備期間
「甘えんぼ」とは可愛い反面、子育ての場面においてはネガティブな意味に捉えられる事もある。
「自立した子はえらい」
「甘えんぼは情けない、弱い」というイメージもつきやすい。
がっ!!
4歳までに親や先生にたくさん甘えた経験のある子は
その後集団の中でリーダーシップを発揮する傾向にある
そのために大切なのは、「甘えさせられる環境」を作る事。
甘えんぼの子は自分が甘えたい時、甘えてる時、優しく受け入れてくれた先生や親の対応をよく見てるんですね。
なので自分がいざ成長した時、自分も同じように周りをよく見て、気遣ってあげられる子になるそう。
結局・・・
愛を知らなければ人を愛する事ができないように、
優しく包み込んでもらった経験がないと、他人に優しさを与える事はできない
ということ。
息子が私に「抱っこして~」と言ってくると、私はいつもすぐに抱っこしてるのだが
そんなときに口を挟んでくるのが周りの声だ・・・
子供を甘やかすと弱い人間になる。
男の子なのに甘えんぼなんて情けない!
抱き癖がつく!
全部丸ごと無視でオッケー!
甘え上手は世渡り上手。
何歳でも、甘えたい時には甘えさせる
一人遊びとひとり言を邪魔するな
保育園・幼稚園や公園でも、いつも一人で遊んでる。
集団に混ざろうとしない・・・
一見するとやっぱり親としては不安。
でも一人遊びが得意であればあるほど
友達に依存しない、タフな心が育つ
たとえ喧嘩しても切り替えて一人で楽しむ遊びを見つけられる
という特徴にあり、いわゆる芯の強い子に育つのだ。
小学校、中学校と成長していくにつれ、友達とのトラブルは避けては通れない。
そんな時、
周りの子に流されたり依存して悩むのか、
それとも「一人でも平気」と上手く見切りをつけて切り替えられるのか
タフな心は絶対必要。
ちなみに私は結構「一人でもいい」タイプ。
休み時間ドッチやろうって誘われても断って一人で漫画書いてた(なぜか誘ってきた子たちに「こういう時は参加しなきゃだめじゃん!」めっちゃ怒られた記憶)
一人遊びをあまり「やらなかった子」
2~3歳前後までに一人遊びをやりきった子と
あまりやらなかった(早くから集団の中やお友達と遊んでいた)子では
5,6歳頃になってその違いが表れてくるという。
【一人遊びをあまりしなかった子】
・自分一人で楽しめないので誰かのおもちゃや遊びを横取りしてしまう傾向にある
・集中力が育っておらず、情緒面にも不安定さが見られるという報告がある
一人遊びをしている時に、良かれと思って親が入ってきてしまったり
他の子と遊びなさい、と無理やり促してしまうのはNG!
一人遊びは子供の集中力や人間力を高める最高の時間なのだ。
子供のひとり言はめっちゃ大事
そもそも幼児期の子供はひとり言が多い。
それにはちゃんと理由があって、
「ひとり言=思考の整理」をしているようなのだ。
幼児が思考力を養う為には
「言葉を音声化」し、それを繰り返す事で
頭の中で言葉が操作できるようになるという
逆に言うと、その過程を踏まなければ、思考力は養えない
つまり、子供のひとり言を遮ったり、「静かにして」と邪魔する行為は
子供から思考力奪っているということか
我が子が集団の中に入れなくて悩んでる親御さん、朗報です
お友達の輪の中になかなか入れないお子様って結構いると思う。
我が息子もそうだし、私もです。
みんなが遊んでるのをただ見てるだけで、「遊んでおいで」と背中を押しても入ろうとしないのよね
心配ご無用!!!
心理学者バンデューラ氏によると・・・
「他者を観察することは体験しているのと同じ効果を発揮する」
大人からすれば「見ているだけ」という状況は、不毛な時間に思えて
もやもやするかもしれない。
だがその「見ているだけ」という行動が何よりも大切!
くれぐれも「一緒にやろうよ」等、無理強いし、その子の「観察」を妨害しないように。
その子なりの「飛び込むタイミング」を測っているだけなので心配いらない
典型的な親のNG対応
以上の事を踏まえたうえで、親はどのように対応すればよいのか?
一番してはいけない対応が、
我が子が孤立してしまうのではないかという不安から
「みんなと遊んできたら?」と、お友達と遊ぶよう無理やり促す
これである。
むしろ、その後の社会性を育むのに逆効果。
心配しなくても、とことん甘えて満足した子は自ら親と適切な距離を取るようになり、自立していく。
それはそれでさみしいのが複雑な親ゴコロ・・・
まとめ
結果「一人遊び上手の甘えんボーイ&ガール」は強い
・年齢関係なく、甘えたい時には甘えさせてあげる
・一人遊びとひとり言はどんどんやらせる
・無理に集団の中に入れるよりも、その子がやりたいように見守ってあげる事が必要
子供にとって一番悲しいのは「もっとお友達と遊んで欲しい」などと親が理想を押し付ける事だなと改めて思った次第です、はい。
離そうとすればするほど、離れないのが子供である。
親ができる事と言えば常に見守る事、そしてその子に合った環境を与えてあげること!
それができれば、あとは我が子を信じて全て受け止めるだけですね。
大人になってからでも、集団行動が得意な人、一人で黙々と作業するのが得意な人、
いろいろいて当たり前だし、どっちが優れていてどっちが劣っているとかいう話でもない。
私もコミュ障だけどなんとか生きてるから大丈夫!(しかも長生きしたいと思っている)
以上、少しでも参考になれば嬉しいです。
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